今
子供たちがなりたい職業にクリーニング屋がランクインするはずがありません。
100位でも200位でも入ってこないと推測します。
やってみるとけして悪い商売ではありません。
現金で前金を頂ける商売ですし、前金じゃなくても売掛の少ない仕事だと思います。
また仕入れも少なければ在庫も少ない。
一番の費用は人件費。
次が設備費でしょう。
洋服のメンテナンスはクリーニングに出すのが一般的な時代はとても儲かったと思います。
私もそんな儲かってる時代にこの仕事を始めました。
本当にクリーニング屋をやりたかった訳ではありません。
私は高校の時からギターの弾き語りを始め、自分で曲を書くようになりました。
本当になりたかったのはシンガーソングライターです。
当時は頻繁に人前で歌っていました。
たまたまクリーニング屋の長男で、
たまたま家の建て替えがあり・・
たまたま当時はクリーニングの需要がとても多かった。
私が今の仕事をしているのは「たまたま」です。
もし最初に勤務していた会社を辞めていなければ今もそこで働いてて違う人生だったことでしょう。
先日、今現在その会社に勤務されてる方がご来店の際に正社員は何人いるのかを訪ねてみました。
すると私がお世話になっていた時よりも減っていました。
私が居た当時は600名以上居たんですが・・今は500人ぐらい。
でも正社員よりも多い非正規社員が居るそうです。
人数だけで比較すれば26年で倍以上になっています。
ずいぶんと大きくなりましたね。
ずっと継続して成長する企業は素晴らしいです。
需要にあわせた努力も変化も必要です。
クリーニングの需要は26年で半分以下になっています。
クリーニングに依頼するメンテナンスはホームクリーニングに変化しました。
ウールのコートも家で洗う。
ひと昔前ならだれもやらない様な事を今は当たり前の様にやってしまう。
染み抜きの依頼が減少し家庭洗濯(ホームクリーニング)のフォロー的な依頼が増える。の
そんな時代です。
自営業の人は忙しければ忙しいほど元気です。
暇がない!やすみたい!と愚痴をいいつつも元気です。
心身ともに元気だと欲を満たすことにも積極的ですし欲も増えていきます。
食欲がない
性欲がない
物欲がない
眠れない
そんな風になってしまうと危険です。
クリーニング屋は洗ってプレスが主な仕事ですが・・・
お客様のお役にたてるのであればなんだっていいんです。
それはうちの仕事ではない!
なんて思わずに、どんどんやれることを増やすしてはお知らせしていかないと仕事は増えません。
元気が一番。
つまり暇より忙しいが良いですよ。
今日もお客様に感謝しながら仕事をさせて頂いています。
事例はコートを水洗いしてしまったことによる皺や縮みや型崩れの修正です。
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