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シミだけを見てると全体の変化に気付けないかも




宅急便を利用して遠方からご利用のお客様はご来店のお客様であれば当たり前に出来る「相互確認」が出来ません。


その相互確認の代わりが「クリーニング依頼票」です。


その依頼表に記載してくださった内容と服を照らし合わせる作業が開封して最初の作業です。


今日の事例の場合。


全体的な色ムラを感じました。


ぱっと見は白です。


でも均一な白ではなく、色むらがあります。


何だか黄ばんでしまったような・・


変色してしまったような・・・


私が真っ先に感じた違和感は蛍光剤による色の変化でした。


しかし、依頼票を見ると染み抜きのご依頼でして・・・


色ムラに関しては認識してないみたい。


この段階で相互確認出来てないのはよくありません。


なので、いろいろとご質問をさせて頂きました。


衣料用の漂白剤


は一般的に色柄ものもOKの酸素系と色柄ものはNGの塩素系です。


お客様が使ったのは塩素系。


理由は白の無地だから。


主な素材も綿だし・・・


確かにそうですね。


実際にはカシミヤ(獣毛)が5%混紡されています。


染み抜き剤


として漂白剤を手に取る方はとても多いのですが・・・


皆さん、使い方が・・


ぶっちゃけ


シミさえ取れればどんな使い方でもOKなんですが・・・


シミばかりを見ていて全体の変化に気が付けないと今回の事例の様になります。


Before&afterがわかりにくい動画なので、おしゃべり動画として見て頂き参考にして頂ければと思います。


ちなみに私の染み抜きでも漂白剤は頻繁に使いますが・・


使用頻度で言えば塩素系はめちゃくちゃ少ないです。


理由は生地への負担がとても多いからです。


出来るだけ使わない方が良いと思いますね。


酸素系でダメならプロに頼ってほしいです。


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