ウール素材のコートです。
もう10年以上着てるそうです。
シミや汚れないです。
毛玉もないです。
色褪せもなく・・型崩れもないです。
製品面では何の違和感もありません。
でもよく見れば・・
摩擦の多い部分は毛足がなくなって下地が見えています。
袖とかポケットとか・・
袖は袖丈が少し短くなってもいいのであれば内側にずらして縫製し直してあげれば改善するかと思いますが・・
そこまで愛着してる訳ではなく・・
購入金額もけして高くはなかったのでもうそろそろ買い替えも検討してるそうですが・・
いざ、買うとなると・・
う~ん・・って感じで
また今度また今度、とりあえず今はこれで。
と言い続けているそうです。
なので・・
やっぱりクリーニングしてから収納しようご依頼下さいました。
見てわかる生地の脆化と同じように自然な感じのエイジングで風合いの変化も御座います。
獣毛が入ってる事を充分実感出来る極上の手触り。
高級感たっぷりの生地でずっと触っていたいとお気に入りだったのは遠い昔。
今はなんかぱさぱさに感じてるそうなので・・
当店で毛足を整えたりトリートメント加工をする事でかなり改善するのですが・・・
それなりに料金もかかります。
そこで今日はご自宅でも簡単に真似出来る方法をご紹介します。
その前に・・
水洗い出来ない動物性の天然繊維の洋服ですから・・
ご自宅で出来るメンテナンスは何と言ってもブラッシングです。
洋服ブラシ持ってますか?
お持ちでない方は何か新しいお洋服を買ったタイミングでお求めください。
今日ご紹介する方法は柔らかい洋服ブラシではなく硬い毛玉取り用のブラシを使います。
多分・・・
こんなブラシ持ってないですよね?
毛玉取り用のブラシで検索すると真っ先に出てくるのがブラシ部分が輪になってるタイプです。
今回は毛玉を取る事が目的ではないので輪になっていないタイプの毛玉取りブラシの方が使いやすいと思います。
風合いが悪く感じる原因のひとつは毛足が整っていないからです。
是非一度試してみてください。
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