ゴアテックスは、微細な穴が特殊に配置されたポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の膜で構成されています。
防水性が高く、かつ透湿性があるため、雨や雪などの水をはじきながら、内部から発生する汗などの水蒸気を放出することができます。
夏に透湿性のない雨具を着ると外の雨で濡れたりしないけど、中の汗で濡れたりするととても不快です。
これがゴアテックスだと解消されるので、快適な環境を維持することができます。
かんたんに言えば、濡れないし蒸れない素材ってことです。
洋服に使われるゴアテックスの繊維構造の一例をご紹介します。
三層構造になっていて内側には、肌に触れる部分にやさしい素材が使われています。
中間層には、PTFEの膜が配置されています。
そして、外側には、強化された耐久性を持つ素材が使われています。
この三層構造により、防水性や透湿性、耐久性などが実現されています。
中間層がゴアテックスであって裏地と表地の化繊で挟んで圧着してるのでゴアテックスそのものは見えないです。
この繊維構造は、特許技術であり、非常に高度な技術が必要とされています。
そのため、ゴアテックスは高品質で信頼性が高く、多くのアウトドアブランドやファッションブランドに採用されています。
ゴアテックスと機能性が似てる素材は実は結構あります。
でもゴアテックスが世界一有名で人気です。
そして・・お高い。
このノースフェイスのマウンテンジャケットは70,000円ほど致します。
高品質なんだから高額なのも仕方ない。
でも・・・
え?
製造から3年から5年で劣化?
そんな馬鹿な!
本当なの?
姿カタチが変るとかなくなるないので着用は可能です。
でも防水性や透湿性等の機能性が劣ってきます。
それは目には見えないからまだいいんですが・・
見える様になる経年変化が剥離と接着樹脂の浸みだしです。
そうならない様にしたいのであれば・・
洗いましょう。
汚れが付いたままが一番悪いんです。
しかし
洗えるけど洗わない
洗えるけど洗いたくない
そんな服の代表がゴアテックスの服だったりします。
見えるシミや汚れがないと洗わない。
洗う必要がない。
洗うと傷むんのでは?
って事で汚れが付いたままになってしまう。
見えるシミや汚れになってしまう。
そうなってから・・ご自分できれいに洗えると思ってますか?
家で自分で洗えるけど、シミや汚れを綺麗に出来るかは別でしょ。
特に油染み
これは落とせないんじゃないかなぁ
ゴアテックスの油じみを部分染み抜きで綺麗に出来る確率はかなり低いと思います。
落ちなかったで済めばいいけど・・
余計に悪くなってしまう確率はかなり高いと思います。
とりあえず洗ってみるのは良いと思いますが部分的な染み抜き素材の特性上僕らプロでも難易度高いです。
全てのシミを取ることが出来るだなんて一度も言った事ないですし、事実取れない染みはあります。
シミが取れないならどんどん染み抜きを強くするのみ。
それが出来ない。
やってしまうと望ましくない変化が生じてしまう服はシミを取ることが出来ません。
ゴアテックスは強い染み抜きとか洗浄力を重視した丸洗いがしにくいです。
取りたいシミがついてしまったら・・
何もしないですぐにご依頼頂くと成功率も高いのでお気軽にご相談ください。
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