一眼レフカメラの特徴はレンズを交換出来る事です。
ボディは1台だけどレンズは2本3本と用途に応じて持ってる人が多いです。
レンズは資産なんて言う人もいまして・・
ボディと比較すれば、確かにレンズは長く使えると思います。
複数のレンズを持ち歩くって事は重いです。
鞄もでかくなります。
レンズを交換する作業は面倒です。
落としてしまうリスクもあります。
落としたら・・
確実に壊れます。
また買えばいいや!
レベルの安いものじゃありません。
30万以上する高級レンズもザラにあって、それはプロしか使わない訳でもなく、素人が趣味で普通に使ってる訳です。
あ!
リュックから取り出そうとして30万のレンズを落とした。
奇跡が起きました。
隣にいた人が空中でキャッチしてくれたんです。
地面まであと数センチのところで事なきを得ました。
まるでマーベル作品のヒーローやスーパーマンの如く、目にも留まらぬ早業でまさに手を差し伸べてくれた。
無意識に手が出てキャッチ出来る人なんかいません。
これは妄想です。
ありがとうございます。
もうめちゃくちゃ感謝です。
おかげでレンズが無傷でした。
落としていたら確実に高額な修理もしくは、もう使えなくなるところでした。
と財布を取り出してお礼に3万円。
財布を拾ってくれた人にはお礼として財布に入ってたお金の1割的な発想です。
え?
3万?
いやいやそんなそんないいですよ。
とっさに手が出ただけですし、頼まれたわけでもないですから。
それじゃ私の気が済みません、
実はこのレンズ、大変な品薄で予約しても3週間待ちなんです。
本当に壊れて修理も出来ないとなったら、また買うぐらいどうしても欲しいレンズでした。
そこまで言うのなら・・
でも3万はさすがに多いですよ。
1万で・・
いやいやそれじゃ少ないですよ。
せめて2万で・・
じゃ間を取って15,000円で。
手を差し伸べて欲しい
時に
手を差し伸べてもらえない事の方が多く・・
手を差し伸べてくれる人はいるから、その人を探して、正式に依頼する、
もちろん、それはその人の仕事だから当然お代がかかる。
ってのが現実です。
頼まれてない事は出来るけどしないんですよ。
ハンカチ落としましたよ。
とか
そのレベルの
教えてくれてありがとう。
拾ってくれてありがとう。
なんて事はあるあるですけどね。
レンズを拾ったのは無意識ではなく・・・
この人はレンズを落とす可能性があると思った。
落としたらワンチャン。
手を伸ばしてキャッチするつもりで準備して観てた。
やっぱり落とした。
やった。
キャッチした。
知ってるよ。
そのレンズ。
70-200㎜F2.8GMⅡ
ソニーストアで買えば363,000円ですよね。
5年ワイド保証に加入していれば+33,000円ですよね。
しかも
動画ですか?
Nisiの可変NDフィルターとスイフトシステムを82㎜径でステップアップリング付けて77mmに付けてますよね。
フィルター総額でも5万はしますよね。
合計446,000円のレンズを私が救ったわけです。
5万って言いたいところだけど特別にお安くしときますよ。
3万でお願いします
とお金を要求されたらどうします?
ありがとう~~~
助かった!って感謝の気持ちは秒で消え去ります。
は?
金ですか?
しかも3万って・・・
いやいや
頼んでないし。
あなたが勝手にやった事だし。
なんて言いたくもなりますよね。
そんな人いませんからこれも妄想です。
そのレンズって三脚座とかフィルター付けていたら1㎏以上あるんですよ。
それをキャッチするって結構難しい。
キャッチはしたけど、重さに耐えきれずそのまま地面に落下。
自分の手がクッションとなりレンズは無事。
しかし・・
手は・・
指は・・
大けが。
骨折しちゃったら、これ誰のせい?
あなたのレンズを拾おうとして、実際に拾って、高級なレンズは無傷でした。
でも怪我をしたのはあなたのせいです。
医療費や仕事に支障が出る分を支払って頂きますよ。
なんて事になったら・・
そりゃレンズどころじゃないですよ。
あなたが勝手にキャッチしようとして怪我したんでしょ。
拾ってだなんて頼んでないわ。
だから一銭もお支払いしません。
こんなことになるのならレンズなんか壊れた方がよかった。
自分のせいで他人を傷つけてしまう。
これはメンタルやられます。
凹みます。
一番嫌です。
事実は小説より奇なり
予想外の展開はおおいにありますよ。
その展開が嬉しい事ならいいけど・・・
ガッカリな事もありますよ。
今日の事例のビンテージのBurberrysのトレンチはがっかりな方です。
ほんと、残念だし申し訳なく思います。
事前にその可能性をご説明し、リスクに許諾して頂いてるとは言え・・
この部分的な白けは予想外でした。
とにかく、全体が汚れで隠蔽されている古い服のメンテナンス経験は山ほどあります。
今回もこのバーバリーのトレンチコートをリフレッシュする方法をちゃんと考えました。
ハイリスクな作業ですが、一か八か「えいや~」って感じではなく、いろんな配慮もさせて頂きました。
こうした貴重なアイテムを洗浄する際には、専門的で特殊な作業が必要です。
当店では、古いトレンチコートのための特別なクリーニングプロセスを提供し結果を出しています。
経年変化による全体的な変退色については気にならないかもしれません。
これは、Vintageアイテムの特徴でもありますからそのコートの独自の魅力と捉える事が出来ます。
しかし、部分的な白けは悪目立ちしてしまいます。
バーバリーのトレンチコートはとても長く愛用する価値がありますから、どんな古いコートでもダメージやシミや汚れが酷くても市場に出ています。
ご依頼くださったお客様に喜んでいただけるよう一生懸命努力いたしますが予想外のことも起こるって事例のご紹介でした。
余計な話ばっか長くてすいません。
ご依頼いただき、ありがとうございました。
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