今日の事例はバーバリーのトレンチコートです。
ブルーレーベルです。
日本製で女性に向けてリリースされた日本独自のバーバリーです。
当店で作業をした事によって、裏地のバーバリーチェックの色が変化してしまいました。
いかなるリスクも許諾出来ないとなると染み抜き作業が出来ません。
しかし
許諾して頂いたからと言って
望ましくない変化が生じて欲しくないと願うのは私もお客様と全く同じです。
もうリスクのないメンテナンスでは改善しないシミの場合。
シミが取れるまでどんどん染み抜きをきつくしていくことになります。
作業の途中で望ましくない変化の兆しを感じてしまうと・・
ヤバい!
って事で作業内容を修正しなければなりません。
まだシミが完全に取れてないので本当はもう一段階強い染み抜きを続けたい。
でも
「あ~あそこで止めておけば十分着て頂けたのに・・」
と後悔してしまってはどうしようもありません。
シミは凄く薄く目立たなくなった。
こんなに変化しんだから、完全にシミを消したい!
ってものすごく思うのですが・・
ここで止めよう
とか
いったん、染み抜きを弱くしてみよう。
って事になります。
今日の事例のコートの場合。
裏地の色柄で特に横の黒のラインの色が持ちませんでした。
バーバリーは裏地の柄がとても大事なのに・・・
残念です。
シミは完全に取れたんだけど・・
考えさせられた事例でした。
とにかく、数はたくさん入荷します。
色々な年代のバーバリーが入荷します。
数多くの経験をすることをお客様にお話し出来る内容も増えますし、私のスキルもあがっていきます。
染み抜きは何度やっても、予想外の事があります。
どの段階で気付けるか・・・
とか
どこまでならやれるのか
が染み抜きの極意です。
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