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ワイシャツのポケットの中のインクの染み抜き



結果から先に言いますとシミは完全に取れていません。


でもお客様は料金と結果と私の説明に納得してくださいました。



ワイシャツのポケットの上にもペン先が触れたことで出来るライン状のインクの染みができやすいですが、それと同じかそれ以上に多いのがポケットの中(一番下)にペン先が触れた事で出来るドット状のインクの染みではないでしょうか。


これはポッケの上のラインのシミより作業性が悪いです。


そして落としにくいです。


何度も何度もペン先が触れて、少しずつシミが濃い色になる。


その間も着用と洗濯を繰り返す。


どんどん落ちにくいシミになってしまいます。


表から色の段差が見えて気になるころには容易に落とせないシミが出来上がってるかと思います。


ポッケは袋になっていませんので、ひっくり返すのも大変ですが、染み抜きはひっくり返して行います。


ポッケの中の生地の端の部分はロックがかかっていないので染み抜きをしていると次第にボボロボロになってきます。


どんな染み抜きも同じですが、望ましくない変化が生じる事がNGなのは私もお客様とまったく同じです。


しかし、シミが取れないないならどんどん染み抜きをきつくしてくしかありません。


かなりうすくなってからが勝負


とばかりに責め続ける際に最も大事な事はシミの変化より素材や色の変化です。


望ましくない変化の兆しを感じ取れるかどうか。


それが染み抜きの極意のひとつです。


結果


かなり薄くなった。


でも


まだ染みが残ってる。


残ってる状態でやめた理由が説明できるのが当店です。


誰がやっても同じとかではなく


ご相談の受けての説明


お預かりの際の説明


リスクの説明


作業内容の説明


結果予測の説明


見積もり


実作業


作業経過


結果の説明


全て私一人で担当しますので、説明できない部分が一切ありません。

誰かに聞いてみますとかそんなのないのです。


是非お客様の衣類のメンテナンス係としてご指名頂ければ幸いです。




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