今回の事例はかなりレアなケースです。
数ある色移りの事例の中で、人工皮革素材は初だと思います。
もう今のままでは着られない
となると
シミが変化しないならもう捨てるしかありません。
どんなにハイリスクであっても、成功率が低くても・・
何もしないであきらめるのではなく、やれることは全部トライする。
そんな作業をする事も当店では珍しい事ではありません。
ただ闇雲に「えいや!」って感じはけしてないものの・・
うわ~こんな風になってしまうともうおしまいだな・・
そんな最悪の可能性のある作業である為、ドキドキします。
今回は結果的にうまくいきました。
正確には完全にシミが取れたわけではありません。
でも、着て頂ける状態には復元出来ました。
同じような事例を見て、同じ様に綺麗になるのでは?
と思ってご相談頂くと、大抵はうまくいきます。
でも、ついてしまったシミの原因は同様でも、つけてしまった服のデザインや素材や劣化具合はかなりの差があります。
シミが取れないのであればどんどん染み抜きを強くするとか
全体処理の洗浄力をあげていくしかありません。
そんな事をしても比較的大丈夫であればいいのですが・・
今回の事例は長年染み抜きをしていても初めてのケースでとても勉強になりました。
お客様のご依頼によって、動画を公開できております。
同じようなシミでお困りの方。
是非ご相談下さい。
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