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収納中に出来た黄変シミ






半袖ですから夏に着た服ですね。


今は2月ですから着てから洗うまで結構な月日が経っております。


何も気になるところはないです。


とのことでお預かりしました。


なので今日のシミはお客様と相互確認していません。


お客様が認識していないシミを見つけた場合。


クリーニングでそのシミが取れればなんの問題もありません。


ここにこんなシミがあったのですが洗ったら取れました。


でもいいですし


染み抜きをしてなくても無料で染み抜きをさせて頂きました。


なんて言っちゃってもいいでしょう。


あら?


ほんとにシミなんかあったの?


なんて疑う人はいないと思いますし感謝されるだけです。


しかし


そのシミは洗っただけでは取れない場合。


納品の際に染みがあることを伝えて相互確認。


その場で染み抜きすれば取れる可能性や染み抜きのリスクをご説明しかかる費用をお伝えしお客様に判断してもらう。


この場合。


既にクリーニング代を支払っているわけですから心理的に追加でお金は支払いたくないわけです。


本当にシミなんかあったのかしら?


クリーニング屋さんで付いたシミなんじゃないの?


なんて疑う方もいるかもしれません。


もし


シミがあったってことを言わずに納品した場合。


そして納品後にそのシミにお客様が気付いた場合。


お客様は


クリーニングに出す前はなかったシミがクリーニングにだしたらついてきた!


と思うでしょうね。


その事をお店に伝えると・・・


それはお預かりの時からありましたよ。


ってなり・・・


うそだ!!


って感情に変化。


じゃ染み抜きしましょうか?


染み抜きの費用は○○円です。


なんて言われると


え?


そっちで付けたシミを綺麗にするのにこっちがお金を出すの?


ってことになり・・・


いやいや、これはお客様が着ていて付いたシミですから。


なんて言っても信じてもらえないでしょう。


その後の対応次第ではとても険悪な雰囲気に!


相互確認さえできていればなんの問題もない話なんですが・・


お預かり後にシミに気付いた時に対応の差こそクリーニング店の信用に大きくリンクするのです。


スマホがどのクリーニング店でも、上記のやりとりは経験してるでしょう。


スマホが普及し電話やメールより簡単につながることが可能な時代。


画像も簡単に撮影し送信できる時代。


きっとシミがあるのを知ってるだろう


なんて勝手に判断しないで積極的にコミュニケーションをとっていかないとダメですね。


シミだけでなく


ボタンが一つないとか欠けてるボタンがあるとか


ファスナーが壊れてるとか傷穴や虫食いがあるとか


実際に着てるのはお客様ですが、プロが検品して気が付く部分はたくさんあります。


洋服をメンテナンスするって事は状態を把握するってことから始まります。


つまりいろいろなことに気付くわけです。


その気付いたことに基づいて提案出来ることもありますからね。


こうした細かい事の積み重ねが信用になると信じて今日の洋服を見ています。


今日の事例はお預かりの際にお客様が気付いてないシミです。


常連様でなければ洗う前に連絡しています。


でもこのお客様はシミがあったら僕の判断で綺麗にしていい方です。


納品の時にそれをお知らせし、かかった費用もお支払いいただける方です。


もうお互いに信用出来る理想的な関係ですのでシミを取らせていただきました。


今日の事例は有料ですが無料で染み抜きをした場合。


ダメですよ。


ちゃんと労働に見当った額を請求してくださいね。


なんて言ってくださいます。


そんな風に言ってくれると、やはりこちらもサービスしたくなってしまいます。


人と人ですからね。


好きだと感じる人はきっと向こうも好意的にだし


嫌いだと感じる人はきっと向こうも同じですよね。


好きな人ばかりな人間関係の人なんか居ないと思いますし、常に悩みの中のひとつに人間関係があるとは思います。


出来るだけスムーズにやり取りできるよう・・


相手の事を考えたコミュニケーションを心がけたいです。



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