ぬいぐるみです。
凄く大きい訳でもなければ凄く小さい訳でもなく・・
このサイズなら置き場所をそれほど考える事もなさそうです。
飾って眺めるもよし・・
お子様が手に取って触って遊ぶもよし・・
また枕の隣に置いて添い寝もよし・・
首の後ろには手を入れられる様になっています。
手で口を動かすことが出来るんです。
いつ誰と何処に行って入手して、家庭内でどう接してきたのか・・
一見、ただのぬいぐるみですが・・
お客様にとっては様々な思い出の詰まったプーさんな訳です。
子供の成長を親御さんや家族と一緒に見守っていたはずですし・・
これから先も大事にしたいはずです。
なので・・
私の出番です。
お任せください。
ぬいぐるみのお手入れのご相談は頻繁にありますが、汚れを取る内容が殆どです。
でも今日はカビです。
赤いお洋服にカビがついてるのが見えます。
なので赤い服だけを染み抜きすれば見た目は問題ないでしょうね。
しかし
僕は黄色い部分にも同じぐらいカビが付いてると思いました。
見えないなら綺麗って思いたいですけど・・実際はそうじゃいかも…
それが、カビって事であればお子様が抱きしめたりするでしょうし心配ですよね。
赤いお洋服は何か所か縫製されていましたが、容易に取ることが出来るので最初に脱がせました。
お風呂入る時に服を脱ぐみたいな感じです。
赤い染料も色落ちしやすいかな?と思ったんですが大丈夫でした。
逆に黄色いボディの方が色落ちしやすかったです。
気を付けるのは色落ちだけでなく・・
眼とか接着されたパーツが取れないように・・
とか
詰め物のワタが型崩れしないように・・
なんて感じで細心の注意を払いながら・・
赤い服のカビを丁寧に染み抜きして落としました。
赤い服と黄色いボディは別々にクリーニングしています。
何がついたのか?
それは同じカビです。
でも
何についたのか?
それは赤い服とぬいぐるみでは違いますからね。
出来る作業もリスクも違う訳です。
カビが見えないボディもカビが付いてると思ってしっかり洗浄致しました。
それから・・
除菌処理と消臭処理をして見えないカビ菌を徹底的に除去し。清潔な状態に復活です。
お風呂に入ると生き返る~なんて言ったりしますが・・
きっとぬいぐるみも同じですよ。
それから
赤いお洋服は、毛玉がひどく、使用感多めな感じでしたので・
毛玉も綺麗に処理致しました。
毛玉を取る方法は複数あって染み抜き同様、何に付いた毛玉かで使用するものや、やり方が違います。
素材を傷つけずに、優しく毛玉を取り除くことができたので、Before&Afterの差は歴然です。
カビは、湿気のある暗い場所で繁殖しやすいので、ぬいぐるみを保管する際は、風通しの良い場所で、直射日光を避け、湿気をこもらせないようにすることが大切です。
とは言え・・
カビが付いてしまったら・・
ぬいぐるみに限らずお気軽にご相談下さい。
それから
カビは付いてないけどぬいぐるみをクリーニングしたいって方もお気軽にご相談下さい。
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