今回の事例は・・
大成功ではなく、少しもやもやする結果でした。
後ろ身頃の別布。
数字の「3」の色を保つ事が出来ませんでした。
別の言い方とすれば・・
3の色を保てるとこでやめたら黄ばみを取ることが出来ませんでした。
白シャツってどんなに薄い黄ばみでも認識可能です。
Before&afterの差は明確でもafterの状態で黄ばみが見えるならダメだと思うんです。
とは言え
背中の3の番号が見えないほど薄くなるとか、ムラになるとか、白地に移染するなんて事も
ダメな訳です。
前身頃のブランドロゴの刺繍と比較したら・・
背中が変化した方がまだマシです。
前身頃の刺繍はなんとかまだ色を保てるので・・
黄ばみを取ることを重視して背中の番号の色の変化を認識して作業をさせて頂きました。
願わくば、背中の3の色もそのままに黄ばみが取れる方がいいに決まってるし・・
そうしたいと頑張ったんですよ。
染み抜きに効果的な薬剤は沢山あるので、これはプロとして使いこなせてると思いますが・・・
魔法が使えるわけじゃありません。
どんな状態で納品できたら、また着る事が出来るんだろう。
落としどころを見極めるってが染み抜きの極意かもしれないですね。
納品後にお電話頂いて嬉しかったです。
いい仕事をしてくれた。
頼んでよかった。
そう思ってもらえたならとても幸せです。
黄ばみのご相談ご依頼はとても多いです。
自分でも洗えるけど黄ばみは取れない。
ネットで検索すれば、いろんな黄ばみ取りの方法が紹介されてるので真似してやってみる方
も多いでしょう。
どんな方法であっても綺麗になれば、その方法が綺麗にしたい服には相応しかった事です。
かなりの高い確率で家庭で黄ばみを取ることに成功するのであれば、プロへの依頼も減るはずです。
実際にやってみたけどダメだったって方からのご相談も凄く多いので、取れない黄ばみも多いんだと思います。
とは言え
どんなクリーニング店でもいい訳ではないですよね。
普段利用してる近所のクリーニング店ではなく、黄ばみを取ってくれる確率の高いクリーニング店を検索して下さったはずです。
そのお店は遠方なので配送するしかない。
梱包や発送手続きは面倒ですよね。
染み抜きを目的として遠方にクリーニングに出した事もないのでわからない事だらけですよね。
ハードルが高ければ諦めてしまう人もいるはずですが・・
何とかまた着たい!
との思いが強ければ・・
そのハードルは超える事が出来ます。
ただ依頼した後にも越えなければならないハードルがあります。
リスクへの許諾と料金への同意です。
黄ばみをキレイにするには・・
明らかにこの服にはやりたくないような洗浄力を重視した作業が必要です。
洗濯絵表示違反もしなければなりません。
つまり
リスクを伴うって事です。
何も出来ないわけではないし、綺麗になる可能性もある。
だけど・・
うわ~こんな風になったら黄ばみ以外の理由で着られない!
そんな可能性もあるって事です。
説明されたリスクは複数あって、これは良いけど、これはダメでしょ。
とか
ドキドキする事もあるし、料金を考えると新しいものを買った方がいいのかな?
なんて思ってしまう。
同じ服は買えないかもしれないけど・・
同じような服は買えると思います。
だから悩むのも当然です。
見ず知らずの遠方のクリーニング屋の言う事は信じるに値するかどうか・・
この人が出来ないならどこもダメって思えるかどうか?
他店さんはどうかわからないですが・・
当店では染み抜きの事例を沢山公開しています。
最近の事例なら最近の作業です。
同じような服
同じような素材
同じような染み(黄ばみ)
なら
同じような結果になる可能性がありますから。
しかも
成功報酬制ですから・・・
是非ご相談してみてください。
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