top of page

鞄に部分使いされた合成皮革が経年劣化でベタベタになっていたのを持ち歩いて出来たシミ Jプレスのチノパン 染み抜きBefore&afte







鞄に部分的に使われる事が多い合成皮革ですが・・


年月の経過と共に変化してしまい新品と同じ状態が保てない事があるって事をご存知でしょうか?


これは使い方や保管場所の環境によって変化のスピードの差はあるとは思いますが・・


これ以上ないくらい保管の環境が整った場所で全く使用せずに収納していたとしてもいずれ同じようになってしまうと思うのです。


製造からよーいドンで少しづつ変化しちゃうんですよ。


それを知ってて使ってる人は全然いいんですよ。


今はもうそんな事を言う人も減ってはいると思いますが・・


輸入車は故障するって話。


国産車との比較で言えば今もそうだと思うんですよ。


とは言え


車はお金かければ直せますし・・


直す金額が国産よりも高額であってもその車が好きならカッコいいなら、悪い部分なんか目をつぶるって人もいますよ。


それにね


新車で買って最初の車検前に買い替える。


なんて人は故障する心配なんかしないでしょ。


実は合成皮革も同じでして・・


3年も使えればもう十分


とか


5年も使えたからラッキー


なんて思えるのであれば・・


全然ありでしょ。


しかし


エイジングも含めて末永く愛用出来る天然素材。


本物のレザーと同じぐらい長持ちしないと嫌だ。


なんて人は合成皮革を選んじゃダメなんです。


とは言え


ほんの少し部分使いされてる事に気が付かずに買ってしまう。


鞄の素材の9割は変化しないのに


残りの1割の合成皮革が変化して使えなくなる。


なんだかすごく勿体ないし損したような気分になる。


って方も少なくないんじゃないでしょうか?


先程からずっと変化と言っていますが・・


劣化って言う人も大勢います。


具体的にどうなってしまうのか?


ベタベタしちゃいますね。


剥がれてきちゃいますね。


見た目も著しく悪くなります。


一瞬でそうなるわけではなく、少しづつそうなって・・


最終的にはもう使えない!って事になります。


これは一時的に劣化の進行を遅くすることが可能って方がいますし、それを否定する気はありませんが・・


個人的にはやはり寿命のある素材だと思います。


今日の事例はそんな合成皮革がベタベタしてる鞄を斜め掛けして持ち歩いた際に出来たシミなんです。


座った際にそのベタベタした部分を大腿部に置いてしまった際に出来たシミなんです。


天然素材のレザーも濡れたりすると色が出て服に色移りしたりしますが・・


この合成皮革が劣化してベタベタになったものが付いたシミはそんなレザーからの色移りよりも厄介なシミです。


当店で染み抜きをさせて頂く前に他店さんに依頼されていました。

  

他店さんの作業内容は知る由もありませんが、お尻の広範囲のシミの周りに輪染みが出来ていて、生地を擦った事で出来たであろう白けもありました。


まさにがんばった痕です。


いじった痕です。


シミを取りたい


でも


取れない


でもって白けたり輪染みが出来たり・・


素人の染み抜きではあるあるですが・・


プロだって同じことが起こります。


どのお店も染み抜きは受け付けてくれますが・・


結果はかなりの差がありますから、他店さんでダメだったからと言ってあきらめる事無くご相談頂ければ一生懸命染み抜きをさせて頂きます。

Comments


bottom of page