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食べこぼしの古いシミ 着られるレベルまでの染み抜き



薄くなるだけでいい。


実はこれは簡単です。


Before&after


で写真で比較してシミが薄くなるだけでいいのならとても楽です。


でもそう望むお客様も大勢います。


ただ・・


薄くなる


の薄さの判断基準がありません。


お客さまがイメージする「うすくなる」


は着られるレベルの事でしょう。


Before&after


を写真で比較なんてしないですし、したとしてもナンセンスです。


気にせずに着る事が出来なければ意味がないですし、それを希望しての染み抜きのご依頼です。


だから私は最初から薄く目立たなくなればいい


なんてことをGOALにしていません。


完全にシミをゼロにすることをGOALに設定します。


それに例外はありません。


ただ・・


シミの変化の度合いが緩やかになってからは慎重に考えます。


ここまで薄く目立たなくなったのなら完全に綺麗にしたい


と思うのはきっとお客様と同じだと思います。


経験からくる染み抜きの危険度を察するスキルはお客様にはありません。


ここまで薄くなったのならあとはもう簡単でしょ。


って思われるかもしれませんが・・・


私は真逆です。


これ以上はやばいぞ


その見極めを毎日してるのが染み抜きです。


ここで言うヤバいは


望ましくない変化の事。


事前に説明したリスク。


それが発生してしまう可能性がスタートするのはここからです。


もう少し


もう少し


完全にシミが取れないにしても・・・


出来るだけ


薄く


薄く


と頑張ってるにはどのっ職人さんも共通ですが・・・


お客様の要望はシミゼロではなく、薄くなってくれればいいな訳です。


着られるレベル


ここまで薄くなったんだからどうせならシミをゼロにしたい職人と


ここまで薄くなったのなら十分着られるわのお客様。


望ましくない変化もなく料金も安い方をお客様は望んでいます。


もっと自分は出来るんだ!


職人の気持ちはすごくよくわかりますし、私もそっち派ですが・・


完全に染み抜きが出来なかった事例もご紹介させてください。


最初は完全にシミをゼロにするつもりでしたが・・


作業経過を見極めた結果。


シミが今よりもすごく薄くなって着られるレベルになった


って事例です。



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