明治のチェルシー
終売みたいです。
かなり残念です。
売れてなかったっぽいけど、うちの近所には当たり前に売ってましたし・・
うちは普通に買ってました。
あの金髪の美少女が「あなたにもチェルシーあげたい」
と言ってたあれですよ。
当時のCMソング「チェルシーのうた)作曲は小林亜星さんですよね。
いまだにあのサビは歌えますから。
あのツルツルしたキャンディを僕ら世代は知らない人いないでしょう。
あの味は子供だけじゃなくて大人だって好きですよ。
英国製の革靴
チェルシーブーツなんかを履く大人なってからだって
ヨーグルトスカッチ
バタースカッチ
コーヒースカッチ
どれも好きです。
英北部スコットランドの伝統的なスカッチキャンディーをヒントに開発されて1971年に発売されたキャンディーらしいですね。
英国ですよ。
今僕が着てるライダースもアメジャンじゃなくてロンジャンです。
いかつく見えるレザーを着てるオヤジも大好きなチェルシーがもう味わえなくなくなってしまうと思うと寂しいですね。
うずまき型のノースキャロライナ(不二家)も今はもう食べられないです。
ただソフトエクレアは一旦終売となってしまいましたが、沢山のお客様の要望によって今はまた食べられるようになりました。
チェルシーもそうなって欲しいと願うばかりです。
英国製と言えば・・
Burberrysですよ。
歴史も古く、誰もが知ってるブランドです。
今日のBurberrysはフランスで製造されたものです。
シミも汚れも多いです。
とてもじゃないけど、キレイで清潔
って感じには見えないでしょう。
しかし
この雰囲気はビンテージならではだと思います。
古着と言えば古着なんですが・・
これは将来貴重な資料としてバーバリーの本社とか博物館に展示されてもいいようなビンテージかもしれません。
エイジングサンプルとしても貴重ですね。
古くなったから捨てる
要らないならゴミ扱いな訳です。
しかし
それが現在まで残っていて・・
しかも値が付いて販売されてる。
それを購入なさった方が当店にお送りくださいました。
ご利用ありがとうございます。
シミや汚れを取る
のに効果的な作業をやってみる事は可能です。
もちろん、それが希望である事も重々承知しています。
でも
それはかなりリスクが高いです。
特にこの独特の色を保つ事が極めて難しいと思います。
色だけじゃないです。
縫製も前身頃の芯材の経年変化も相当なものです。
何ひとつ悪くしないでシミや汚れを取りたいのは私もお客様と全く同じ。
だけど現状を維持する事を重視したメンテナンス内容では染みや汚れは変化しません。
何しろ・・
今から75年とか80年ぐらい前にフランスで製造された服です。
今、この状態で2024年に存在する事がもう貴重な訳です。
うわー
こんな風になってしまうならしない方がよかった。
そうなってしまう可能性が高ければ高いほどトライしにくくなります。
今回のBefore&afterはシミや汚れではありません。
シミや汚れは変化していません。
その代わり
お預かりの状態は全て保っています。
じゃ何がBefore&afterで変化したのか?
シワと生地のハリ感です。
整形プレスによるBefore&afterを是非見てください。
実は・・
洗いの差よりプレスの差の方がクリーニング店の仕上がりの差として認識しやすいです。
クリーニング工場には専用の整形プレスマシンが数多くありますし、それが悪い訳ではありません。
生産性が向上し、値段も安く出来ると思います。
ただ、クリーニング屋は服を作ってる工場じゃないので、同じ服ばかりではありません。
同じような服でも全部違います。
同じような服なので同じような仕上げをしてしまいますが・・
その服にあわせた整形プレスの塩梅はマシンではできない訳です。
どう整形してプレスするかって判断は作業者のセンスでもあります。
なので・・
作業する人によって
服によって
依頼するお客様の感じ方によって
同じ仕上がりのクリーニング加工サービスであっても
善し悪しは違うわけです。
それはクリーニング屋に限った話ではなくて・・
飲食店でもそうですし、宿泊施設だってそうです。
絵や音楽に優劣をつけるなんてのはナンセンスで、好きか嫌いかだけかもしれません。
でも
クリーニング屋の場合、こうして欲しい!って要望にあわせてくれるお店がありますよ。
してほしい
事が上手に伝えられないってお客様には
上手に質問をしてくれたり選択肢を説明してくれたりします。
当店にも是非ご相談ください。
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