ヤバそう
って事はわかっていて
だからこそ
機械力も温度もかけずに作業をさせて頂いたんですが・・・
ダメでした。
もう作業を開始してすぐに
あ~これはダメだ
ってわかりました。
なので
すぐにお客様にも連絡させて頂きました。
防ぎようがありません。
これは洗浄をしなくても、
着用しなくても、
いずれ・・
そう遠くない将来剥がれます。
何年前の服かはわかりません。
10年?
20年?
どんな用途で着るかもわかりません。
ただタウンユース寄りではなく
機能素材を使った行動着。
テクニカル寄りなウェアだと思います。
ケアラベルも私が普段洗ってるパタゴニア製品のものとは違う感じがしました。
どのクリーニング店さんも共通して言える事だと思いますが・・
お客様からお預かりした服を悪くしてお返ししては何ひとつ得なことはありません。
だから絶対に避けたいはず。
もう触らぬ神にたたりなし
と
叩かなくても渡れる石橋だってわたらない。
ぶっちゃけ出来ると思うけど・・
仮に自分の服ならためらうことなくやるけど・・
洗濯絵表示が×なら無理です。ってお断りする。
「作業をしない」「お預かりしない」
これはもう最大の防御ですし、気持ちはわかります。
でも
それは当店では当てはまりません。
洗濯絵表示を無視した事例ばかりです。
でも、そうしないとお客様のご要望にお応えできないんです。
だから
慎重にやりますよ。
手間を惜しんでないですよ。
それでも失敗する事もあれば
あの時これをすればよかったとか
あれをしなければよかったとか
後悔もするんですよ。
でもそれが経験となり、どんどん出来る事が増える。
こんな服を作らないで(売らないで)
なんて思っても仕方ないんです。
どんな服でも何か出来る事を探すしかないんです。
今日の事例の服を洗濯機で機械力をかけて温度を上げて洗ったらもっともっと酷い事になっていたはず。
何一つ望ましくない変化が生じる事を望んでいないのは私もお客様と全く同じです。
ただ
経年劣化は防ぐことが出来ません。
貼ってある服っていつか剥がれる。
それがいつかはわかりません。
それはクリーニングに出した時かもしれません。
クリーニング屋が何かとんでもないミスをしでかかした。
そんな風に思われる事は残念ですし、本当にミスをした場合はそれを潔く認める事も必要です。
クリーニング屋は「信用」なくして出来ないですからね。
いつかまた同じような事が起こるかもしれませんが・・・
そうなるかどうかの見極めは本当に難しいし、やってみないとわからないし・・
やってみてそうなったら止める事も出来なし・・
これ
パタゴニアさんでお直し出来るんですかね・・
再接着するにしても、古い接着剤剥を綺麗に剥がさなければならないと思うんですけど。
どうなんでしょう。
知ってる方いればコメント欄で教えてください。
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