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他店で断られたバーバリーのシミ、諦める前に見てください。入園式に間に合わせた「白」の奇跡。
こんにちは。山形の シミ抜き 専門店、武田クリーニング店長の武田信一です。 「お気に入りの服に、身に覚えのない黄色いシミが無数に浮き出てきた……」 「クリーニングに出したけれど、『これ以上は生地を傷めるので無理です』と返ってきてしまった」 そんな経験はありませんか? 今回ご紹介するのは、まさにそんな「絶望的」な状況から復活を遂げた、2017年製のバーバリーのセットアップとコートの事例です。 1. 依頼品の状態:無数に広がる「酸化したシミ」の恐怖 お客様からご相談いただいたのは、真っ白なバーバリーのセットアップ。 お写真を拝見した瞬間、その難易度の高さに身が引き締まりました。 状態: 全体にドット状の黄色いシミが無数に固着。 原因: 保管中に皮脂や湿気が酸化し、繊維の奥深くまで入り込んだもの。 素材: 綿とポリウレタンの混紡素材。 実は、この「ポリウレタン」という素材が曲者です。製造から時間が経過すると「加水分解」という劣化が進むため、多くのクリーニング店ではリスクを恐れて強い染み抜きを断ります。 2. お客様の想い:「子供の入園式に、この服

武田信一
4月19日読了時間: 4分


【2005年製パタゴニア・ダスパーカ】古着購入後に潜む「カビ」の衝撃。洗ってから直す、ビンテージ再生術。
はじめに:中古のダスパーカ、その「清潔さ」を疑ったことはありますか? パタゴニア(Patagonia)の冬の象徴であり、今なお熱狂的なファンを持つ「ダスパーカ(DAS Parka)」 。 今回、私のもとに届いたのは、お客様が中古市場で手に入れられたばかりの 2005年モデル(Style: 84096F5)です。 20年前のアイテムとは思えないほど、オレンジとボルドーのカラーリングが鮮やかな一着。一見すると「当たり」の古着に見えますが、プロの目で見診すると、そこにはビンテージ特有の「宿命」と、そのまま着るにはあまりにリスクの高い「真実」が隠されていました。 衝撃の事実。フードの奥に潜んでいた「カビ」 今回のメンテナンスで最も衝撃的だったのは、フードの縁の感触でした。 指で探ると、中で何かが砕けている感触。取り出してみると、劣化しバラバラになったプラスチックパーツが出てきました。 そして、その破片には「びっしりとカビ」が付着していたのです。 20年という歳月、密閉された空間で湿気を吸い込み、育ち続けてきたカビ。このカビの胞子が、着用した時に後頭部にあ

武田信一
4月11日読了時間: 4分


10年洗っていないノースフェイスのダウンは復活するのか?職人が教える「汚れの真実」と「再生の工程」
【雪国・山形のライフスタイルとダウン】 山形県天童市でクリーニング店を営む、武田クリーニングです。 ここ山形は完全な車社会。一人一台が当たり前の生活では、移動は常に車です。外を歩く時間が短いため、実は厚手の防寒着よりも、薄手で動きやすいダウンジャケットが最も重宝されます。 しかし、その「使い勝手の良さ」ゆえに、ついついメンテナンスを後回しにしていないでしょうか? 【10年未洗浄のダウンが抱える「深刻なリスク」】 今回お預かりしたのは、購入から10数年、一度もクリーニングに出したことがないというノースフェイスのダウンです。 一見すると「少し汚れているかな?」という程度に見えるかもしれません。しかし、プロの視点で見ると、その状態は非常に深刻でした。 皮脂汚れによる酸化 10年分の汗や皮脂が生地に蓄積し、酸化が進んでいます。これは生地の劣化を早めるだけでなく、独特のベタつきの原因になります。 ロフト(中綿の膨らみ)の消失 ダウン(羽毛)が皮脂を吸って固まると、空気の層を作れなくなり、保温力が劇的に低下します。「最近暖かくなくなった」と感じる原因の多

武田信一
2月10日読了時間: 2分
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