クリーニング保管サービスの知っててほしいこと 注意点 デメリット
- 染み抜き 武田クリーニング たけしん
- 4月19日
- 読了時間: 4分
季節柄クリーニング店を利用する方が多いです。
実際にお店に行って依頼して、またお店に取りにいく。
そんな依頼の仕方だけでなく・・
まとめて箱に入れて送る。
クリーニングだけでなく、長期保管もしてもらう。
なんて利用の仕方もございますよね。
今日はそのクリーニングの保管サービスに関しての注意点をお話します。
そもそも
クリーニング店ってトラブルが多いんですよ。
誰だって嫌ですよね。
なので
最初に予防法をお知らせします。
ご自身でしっかり検品して依頼してください。
保管サービスは利用せずに、仕上がり後はすぐに引き取って必ず仕上がりの状態を確認してください。
依頼前の検品から納品後の検品までの時間が短ければ短い程、ちゃんと把握出来ていますし忘れる事もありません。
最も確実にトラブルを避けるための賢明な方法なんです。
でも
やらない人がとても多いです。
ボタンがないのとか・・
裏地が部分的にほつれてるとか・・
自分で着ていても気付いてない所が結構あると思いますよ。
クリーニング店の保管サービスは、確かに顧客にとってはクローゼットのスペースを有効活用できるという大きな利便性があります。
しかし、クリーニング店側にとっても、繁忙期を避けて閑散期に作業を分散させることで、業務の平準化を図れるというメリットがあるんです。
って事はウィンウィンだと思っちゃいます?
保管期間が長くなるほど、シミや汚れの状態変化のリスクは高まります。
お客様との間で「預かった時からあったのか」「保管中にできたのか」といった認識の齟齬が生じやすく、トラブルに繋がる可能性も否定できません。
保管サービスは、お客様のニーズに応えるための重要なサービスの一つではありますが、その反面、適切な管理体制やお客様との丁寧なコミュニケーションがより一層求められるんですよ。
お客様自身が手間を惜しまず、こまめにクリーニングに出し、すぐに引き取るという行動は、衣類を良い状態に保つ上で非常に有効ですし、結果的にトラブルを避けることにも繋がるのだと思います。
そもそも
シミや汚れは早めに処理した方がいいでしょ。
ただシミや汚れなんかないと思ってる服の場合。
クリーニングに出す際に検品したりしない人が多いです。
そんなのクリーニング店でやってよ。
って言うけど・・
本当に信頼出来る人(店)に依頼していますか?
お客様自身が服の状態をしっかり把握していないのも問題ですが、クリーニング店側も適切な検品を怠ってしまうんですよ。
預かった時点でのシミなのか、
元々あったシミが保管中に酸化して変色してしまったのか。
あるいは保管中に新たに見える様になったシミなのかを特定するのは・・・
ほぼ不可能です。
このような事態を防ぐためには、預かり時の丁寧な検品がめちゃくちゃ大事なんですよ。
可能であればお客様と一緒に、衣類の状態(シミ、汚れ、傷など)を確認し、伝票に詳細を記録する。
可能であれば、写真などを記録として残すことも有効でしょう。
預かってからも相互確認してない点で気になる箇所が出てくるかもしれません。
それが預かった当日とかにお知らせするならいいですが、1か月後なんて事になったらもうお客様はピンときませんよ。
そもそも
保管サービスって・・
洗ってからだよね?
ってのを必ず確認してますか?
それなら「保管」ですが
すぐ洗ってくれないのであれば・・
それは「放置」です。
よく、冬物だからゆっくりでいいわ
なんて親切心で言われるんですよ。
でもね・・
放置されるの嫌じゃないですか?
自宅で放置なら不安だけど、クリーニング店で放置なら安心なんですか?
クリーニング店が保管サービスをお勧めするのは、とにかく大量に集めたいんですよ。
もう洗っても洗っても終わらない程の量なんですよ。
だからね、一般的には、預かった衣類をすぐに洗う事はないんです。
アイテムと点数だけ記載して、検品もしないで放置されちゃうんです。
自宅ならハンガーにかける衣類もハンガーにかけてくれないかもしれません。
ある程度の量がまとまって、繁忙期が落ち着いてから、まとめて洗うことが普通だと思います。
なので、時間が経つほど、汚れやシミは繊維に深く浸透し、酸化して落ちにくくなる可能性は十分に考えられます。
変色したり、虫食いとかニオイの原因になったりすることもあると思います。
保管前に洗濯をして、納品時にまた検品をする。
そんな保管サービスだったらいいですよ。
もちろん、温度や湿度が管理された環境での保管ですよ。
でも
そんなところあるかな?
やっぱり
本当に大事な服は自分が管理出来る手元に置いてほしいです。
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