カナダグースのダウンでモデル名はジャスパーです。
中古でお求めになったそうです。
カナダグースのダウンって売買される数がめちゃくちゃ多いと思います。
購入時の状態が良いのでそのまま着て今回お客様にとっては初めてのクリーニングです。
購入した際の状態が良くて、お客様も大事に丁寧に着ていて・・・
今回、入荷した状態は目で見てわかる色の段差。
つまりシミや汚れは少ないです。
ただお客様はそう感じてないかもしれませんが・・
僕は毛皮の風合いとダウンのロフトがイマイチだと思いました。
もっとダウンはふかふか
もっと毛皮はふわふわ
にしたいと思ったし、それが出来ると思いました。
お客様に何か気になる事はありますか？
と尋ねると・・
目で見てわかる色の段差がない。
つまりシミも汚れもない。
ただ・・
何となく首元からニオイがするような気がする。
との事。
視覚
聴覚
嗅覚
味覚
触覚
いわゆる5感（ごかん）
のうち
味覚と聴覚は除外して
見てOK
触ってOK
クンクンしてNG
がクリーニングしたいと思った一番の理由の様です。
でも触ってみても違いはありました。
背中部分の裏地と首の部分の裏地。
触覚が異なります。
よく私は動画で手触りが悪いって言います。
汚れが付いてる生地の触り心地と本当に綺麗な生地の触り心地は明らかに違うんです。
それをお客様にも触ってもらっって確かめて頂きました。
もっとダウンはふかふか
もっと毛皮はふわふわ
そして
もっと裏地はさらさら
になると思います。
カナダグースに限らず中古で服を買う際に気になる点はいくつもあると思います。
もちろん、誰だって良いものを安く買いたいですよね。
中古で良いものの基準は人それぞれかと思いますが・・
フリマやオークションで個人売買する場合。
気にするポイントにいつの？
ってのがあると思います。
いつどこで買ったか。
例えば3年前です。
って書いてあっても3年前に新品で買ったとは限りません。
この洗濯絵表示を見れば最も近年だと仮定しても2016年12年以前に製造された物だってわかります。
パタゴニアさんの様にタグに製造年が書いてあるわけではありません。
カナダグースに限らず、すべての洋服の洗濯絵表示がどの国でも同じになったのです。
以前は日本語のタグと海外のタグでは洗濯絵表示が違っていました。
でも2016年12月以降に製造する服は全て同じものを付けなければならない事になったのです。
それを知ってると正確な製造年はわからないけど・・
2016年以前か
2016年以降か
はわかります。
カナダグースの様に毎年同じデザインで同じ色で同じモデル名で販売出来るものは少ないです。
それは売れ続けてる証拠です。
中古の場合。
コンディションは様々なので製造が古いからダメって訳ではありません。
今日の事例の様に少なくも6年以上前の服であっても全然余裕で快適に着用OKでこの先長く着る事が出来るものもあれば・・
3年以内に製造販売された近年物であってもシミや汚れや変退色が酷くて、かなりしっかりメンテナンスしないと着られない場合もあります。
だから古いものはダメって言ってる訳ではありません。
ただ洗濯絵表示が変った事を知ってた方が中古で買う際にはいいのかなって思いました。
ダウンはふかふか
毛皮はふわふわ
エリの裏地はさらさら
になりましたね。
沢山着てください。
汚れてないと思っていても、シーズンが終わったらしまい洗いをお勧めします。
良いものは中古でも高いです。
クリーニング代も高いです。
でも
高揚感もハンパなく・・
長くニヤニヤして着る事が出来ますね。