家で洗ったバルトロがペシャンコに…「濡れたまま郵送」の危険性と、プロによる圧倒的ダウン復元劇。ノースフェイスの正しいメンテナンスとは?
- 染み抜き 武田クリーニング たけしん

- 5 日前
- 読了時間: 3分
山形の武田クリーニング、店主の武田信一です。
冬の相棒として絶大な人気を誇る、ザ・ノース・フェイスの「バルトロライトジャケット」。
その魅力はなんといっても、あのパンパンに詰まったボリューム感と圧倒的な保温性ですよね。
しかし、そのバルトロを「自分で洗ってみよう」と挑戦し、悲しい結果になってしまった……というご相談が後を絶ちません。
本日ご紹介するのは、まさにそんなSOSが全国から届いた事例の一つです。
■ 届いたバルトロは、別人のように「ペシャンコ」だった
今回お預かりしたバルトロは、一目見て「異変」を感じる状態でした。
バルトロ特有のオーラが消え、まるで中綿が入っていないかのように薄く、ペシャンコになっていたのです。
さらに驚いたのは、入荷時の状態です。 お客様がご自宅で洗濯され、乾ききらなかったため「濡れたまま」お送りいただいたのですが、これはプロの視点から見ると非常に、非常に危険な状態です。
■ 「濡れたまま郵送」が招く、取り返しのつかないリスク
なぜ濡れたまま送ってはいけないのか。
それは、密閉された輸送箱の中が「雑菌の温床」になるからです。
強烈な生乾き臭: 一度染み付いた雑菌のニオイは、通常の洗濯では落ちません。
黒カビの発生: わずか数日の輸送期間でも、湿気と温度があればカビは一気に繁殖します。特に黒カビは生地の奥まで根を張るため、完全除去が極めて困難になります。
今回は幸い無事でしたが、大切な一着を救うために、プロに送る際も必ず「しっかり乾燥させてから」お送りいただくよう、強くお願いしております。
■ 「家で洗える」という表示の罠
バルトロのケアラベルを見ると「水洗い可能」の表示があります。 しかし、その下には「家庭用洗濯機の使用はお避け下さい」との注意書きも。
ゴアテックスを搭載し、これだけ大量のダウンが詰まった複雑な構造を、ご家庭の洗濯機でコントロールするのは至難の業です。
中綿が「ダウンだんご」になって固まってしまうと、ただ干すだけでは元のボリュームには戻りません。
また、バルトロの表面生地は非常にデリケートです。
面ファスナー(マジックテープ)が少し触れただけで生地が毛羽立つほど脆化しやすいため、機械力の調整を誤れば、汚れは落ちても「生地の寿命」を縮めることになります。
■ 私は「洗濯アドバイザー」ではありません
よく「家で洗うコツを教えて」と聞かれますが、私は具体的にお答えしません。
なぜなら、私は「特殊な機材・薬剤・技術」を駆使するプロのクリーニング師だからです。
環境が全く異なるご家庭の洗濯機に対して、中途半端なアドバイスをして、お客様の大切な一着をリスクにさらしたくない。
それが私の誠実さだと思っています。
趣味でコーヒーを豆から焙煎して楽しむように、手間暇をかけること自体を楽しめるなら良いでしょう。
しかし、「確実に、綺麗でパンパンな状態で着たい」のであれば、そこは私たちプロの出番です。
■ 圧倒的なビフォーアフター:バルトロ本来の姿へ
ご覧ください。適切なプロのウェットクリーニングと、ダウンを一本一本解きほぐすような復元工程を経て、バルトロが本来の圧倒的なボリュームを取り戻しました。
清潔さはもちろん、軽さと暖かさも100%リセット。
「もうダメかも…」と諦める前に、ぜひ山形の武田クリーニングにご相談ください。
【お問い合わせ方法】 お問い合わせはLINEが一番スムーズです。
お洋服全体の写真
汚れ箇所の写真
洗濯表示タグの写真 この3枚を送っていただければ、私、武田が一点ずつ責任を持って診断しお伝えします。
全国対応。あなたのバルトロ、もう一度「主役」に戻します。
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