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アレキサンダーマックイーン ハイブランドのTシャツの染み抜き成功事例




車で走行中に結構大きな虫がアタックしてきました。


「蜂」です。


フロントガラスとAピラーの間に頭部がすっぽり挟まってしまったらしくずっと視界の右側にお尻が見える状態です。


知らぬ間に風圧で吹き飛ばされると思っていたんだけどずっとそのまま。


目的地に着いて、1時間ほど滞在し、家に帰る途中でまだ蜂がいる事に気が付きました。


目的地で停車した時に取って捨ててくれればよかったんですけどね。


ん?


生きてない?


信号待ちでよく見ると微妙にお尻が動いてるように見えました。


風に煽られて動いてるだけだと思いきや・・


後ろ脚や羽も動いています。


必死に頭部を抜こうともがいてる?


もしこれが人であれば・・一秒でも早く救出しなければなりません。


生死にかかわる緊急事態ですが・・相手は虫(蜂)です。


生命力の高さにびっくりしつつも、信号が青に変わりまた車を走らせました。


家路に着くまで居なくなったらそれでいいし、蜂の生死も気にしませんでしたが・・


生きてる!


ってわかったので気になってしまいます。


信号待ちだけでなく走行中も観てしまいます。


じゃどこかに停まって確認しようと思えば出来るのですがそれもしないまま家に着きました。


フロントガラスとAピラーの樹脂の僅かな隙間に両手の指をかけて強めに引っ張ると隙間が広がり、蜂はよろよろと出てきました。


フロントガラスの傾斜がキツイからではなく、長時間挟まって動けなかった事でふらふらなんですよ。


あれだけの猛スピードで車と正面衝突した段階で即死でも変じゃないのにまだしっかり生きてます。


生きてるけど大けが?


だとしても救いようがないし、救おうとも思いません。


ただずっと車の窓に蜂がいるのも困ります。


飛べないんか?


この蜂が実際に自分の周りを飛んでたのなら・・


刺されるかも?怖い!どっか行け~


ってなるパターンです。


ふらふらとは言え手で触るのは怖いので車内にあった傘の先端でそっと触れようとした瞬間。


普通に飛んでいきました。


よかった~


挟まったままなら確実に死んでいたでしょう。


なんだかいい事をしたかの様な気分。


「蜂の恩返し」


がいつかあるはずです。


「もしかしてあなたはあの時の蜂ですか?」


なんて言ったら「は?」ってなるので言いませんけどね。


蜂に限らず虫って寿命で言えば人よりずっと短いけど・・


けして弱くはないですよね。


実際に「数」で言え圧倒的に人より多くて、地球外生命体に「地球にいる生き物はなに?」と聞いたら「人」じゃなく「虫」って言うはずです。


人間離れした超人たちが大暴れするマーベル作品のヒーローの様に、高い場所からの落下の衝撃でも怪我もしないし、濁流にのまれて流されても陸にあがれば元気だし・・


急に見ず知らずの遠い場所に連れてこられても・・


ひとりぼっちでも一文無しでも生きていられる。


特定の事だけで言えば・・・


虫には人間より優れてる部分は沢山ありますね。


家の中で虫を見たら「外に逃がす」ではなく「殺す」を一瞬で選択するのはなぜですかね。


ハエは五月蠅いから?


蚊は刺すから?


クモは気持ち悪いから?


「虫も殺せない!」ってのは


実際には殺せるけど、そのぐらい優しい人って意味で使うわけで・・


虫を殺さない=優しい


わけではありません。


もしくは、ハエたたきの使い方がヘタで何度やってもハエにヒットしないから「虫も殺せないのか」ってバカにした言葉ではありません。


いや、ハエたたきなんか普通に使えるし、殺虫剤だって使うけど・・


家の中で見つけた虫は殺さずに外に逃がす努力をする。


だって、車の中で見つけたら速攻で窓開けるよね?


オープンカーに乗ってる人は屋根開けるよね?


殺した死骸を捨てるのもイヤだし、生き物を理由もなく殺める必要もないでしょ。


虫だって逃げたいはずだし、すんなり外に出てくれるなら危害は加えなくてもいいですよね?


って思うんだけど、目の前で他人が虫をつぶしてるのを見てもなんとも思いません。


実際に僕も同じことをする可能性もあります。


ただ妄想は自由です。


逃がす



助けた



いい事をした



いつかいい事ある



世の中も人生もいい事ばかりあるはずありません。


でも


悪い事ばかりでもありません。


僕は毎日毎日染み抜きをしていますが・・


ひとつとして同じ服はないですし、ひとつとして同じシミもないと思うのです。


ただ


同じなのは綺麗にシミを取ってほしいって人が僕のお客様だって事です。


今日もシミが取れたのも・・


もしかしたら・・先日の蜂、もしくは、いつか逃した「虫の恩返し」かもしれません。


繰り返しになりますが・・


妄想は自由です。



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