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濡れたまま放置はあっという間に黒カビだらけになります すぐ洗えないならせめて乾かして




あっという間に9月が終わろうとしています。


あっという間


9月に限ったことではなく・・


毎月に限ったことでもなく・・


春夏秋冬の季節もそうだし


年度だってそう。


もしかしたら・・


年号だってそうかもしれません。


家業を継いでクリーニング屋になって早30年。


色々な事があった30年


きっとこれから先もいろんな事がありながら・・


あっという間に過ぎていくはずです。


窓を開けた時。


外にいる時。


常に無風な訳ではありません。


その風がたまたま進行方向からであれば向かい風だけど


回れ右すれば風を背に受けるので追い風になります。


絶好調の時って常に背に風を受けてぐいぐい前に進んでく。


サーファーじゃなくても「いい波にのってる」って言いますし


風を受けるのであれば追い風が望ましいと誰もが思いますが・・


常にそんなわけありませんよね。


実はクリーニング業界はめちゃくちゃ逆風です。


その風はどんどんつよくなり風向きを変える気配はありません。


だったら・・


自ら方向転換して追い風にしていくしかないべさ。


って事で試行錯誤。


でも・・長年やってきたことって変えたくないし、変えるってほんと大変です。


24歳で家業を継いだ時。


今思えば・・クリーニング業界はまさに追い風で順風満帆だったんですよ。


じわりじわりと洋服のメンテナンスは家庭やコインランドリーにシフトして・・


洋服はどんどんイージーケアにシフトして・・


もうクリーニングに出す服は着ない(買わない)


クリーニング代出すって意味わからん。


30年経過した今はそんな時代です。


でも、本当にそうだったらもうクリーニング店は全て廃業ですよね。


今のところそうじゃないって事は、まだ需要があるって事ですよ。


その需要の見極めを読み違ってしまうと・・


クリーニングに出した際の満足度は一向に上向きません。


クリーニング屋が思ってるいるほど、低価格だけを意識したクリーニング加工サービスを求めていないですし・・


家で洗えるけどクリーニングに出す理由さえわかれば・・


それにお応えするのみです。


その理由は人によって違います。


同じ人でも依頼する服によっても違います。


今日の事例は、驚くべき事に・・


こんなひどいカビが付いてる事にお客様は全く気が付いてません。


汗だくになって濡れた状態で乾かす事もせず、まるめて袋に突っ込んでおくと・・


実はあっという間にカビが付く事も認識しておりません。


そんな経験ないし、そうなる事も知らないんですよね。


だから、クリーニングに出すつもりの白シャツ数枚をまとめて袋に入れっぱなしにするのだって何の違和感もないと思います。


クリーニングに出さなきゃ。


はわかってるけど、それが今日か明日か一週間後か・・


その間、ずっと湿った服は放置です。


そりゃこうなりますよ。


もう現状では着られないですね。


でも染み抜き代をかけて綺麗にするまでもないとの判断で、当店で廃棄処分となりました。


じゃどうして作業をしたのか?


自分のスキルアップと事例として動画を公開したいからです。


いつだって代わりのものが安価で買える服じゃなかったら・・


安価で買えるかもしれないけど、友達に借りた服だったら・・


お金で弁償するのはいいけど、その人に謝らなければならない。


それは嫌なので染み抜きで綺麗にしたいとか。


え~


そんなの捨てちゃいなよ。


って思うような酷い状態だってきれいにしたいって人がいるんじゃないか。


それ、綺麗になるよって事を知らないんじゃないか。


そんな思いで動画を投稿しますので是非見てください。


汗や雨でぬれた服。


すぐ洗わないなら、せめて乾燥させてくださいね。


乾燥さえしてしまえばこんな風に黒カビ付かないですよ。

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