黒いシミは簡単に取れますが、蛍光剤による不自然な色の段差はもう取ることが出来ません。
アイテムはソファーカバーです。
使い続けていて付いた汚れ
黄ばみや黒ずみを取るのであれば・・
それはもう全体処理(丸洗い)が必要です。
しかも、かなり洗浄力を重視した内容になるので縮みのリスクがあります。
しかし今日の事例の様に付いたばかりの黒ずみ。
汚れてる物と擦れた事で出来た汚れであれば・・
部分的に染み抜きをすることが出来ます。
しかも、比較的簡単でリスクも少ないです。
とは言え
私がお客様のご自宅に出向いて染み抜きをする事が出来ないので・・
お客様にはソファーカバーを取り外して頂かなければなりません。
そして、当店に持ち込んで頂くかお送り頂かなければなりません。
それはまあまあ面倒でハードルが高いですよね。
そこで・・
誰もが思いつく訳です。
このまま
ソファーにセットしたまま部分染み抜きが出来ないかな?
とりあえずやってみよう。
問題はやり方です。
まずは濡らさずに柔らかい洋服ブラシでササっと擦ってみる
ダメか・・・
反応が悪かったら早々にその方法はやめますよね。
固めの歯ブラシならどうだ?
反応が良ければシミは変化します。
変化を感じるのであれば変化しなくなるまで続けたくなるけど、変化しないならその方法はやめるでしょ。
多分、次は水で歯ブラシを濡らしてやるとか、シミの部分に水を噴霧してやるとか・・
濡れたタオルで擦るとかだと思うのです。
ここでダメだと次に使うのはお湯だと思うんですが・・
私ならここでスチーマーを使います。
ドライヤーじゃなく、スチーマーです。
無ければスチームアイロンのスチームを使います。
どちらもないなら・・
もうそこで自分でやることを諦めてプロに相談をお勧めします。
とは言え
まだまだ試してみたい事があるとなると・・
失敗してしまうリスクも増えます。
今日の事例はもうしょっぱなから蛍光剤入りの洗剤を使ってしまったんでしょうね。
黒いシミは薄くなったかもしれないけど完全に取れてはいなくて・・
しかも、ソファーカバーを取り外していなからすすぎも不十分で蛍光剤入りの洗剤が残留して数日経過してしまったのでしょう。
蛍光剤入りってのを知らずに使ってしまう人が多いですが・・
蛍光増白剤(蛍光剤)入りの洗剤は、衣類やタオルの白さを保つためには効果的です。
蛍光増白剤は紫外線を吸収して青白い光を発光する染料です。
繊維のもつ黄色の色みに青が作用することで、衣類を白く見せる効果があります。
蛍光増白剤入りの洗剤は、タオルやワイシャツなど、毎日使用して洗濯回数も多いものや、黄ばんでしまった衣類に適しています。ごく少量で輝くような白さにしてくれるほか、繊維にダメージを与えないというメリットもあります。
ただし、淡い色のものは今日の事例の様に不自然な白っぽさになってしまうことがありますのでご注意ください。
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