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Burberry ステンカラーコート 洗濯回数が素材の劣化を起こす? 適切な洗濯方法と頻度のバランス 長持ちするコートだからこそいい状態で長持ちさせたい。





洗濯回数が素材の劣化を起こす? 適切な洗濯方法と頻度のバランス


よく洗濯の頻度の質問を受けます。


これがなかなか難しく・・


誰だって素材の劣化とか色褪せは嫌でしょ。


生き続ける「寿命」より健康で生き続ける「健康寿命」が大事ですよね。


洋服も同じで長持ちではなく、良い状態で長持ちが望ましいですよ。


だから知っておきたい洗濯の頻度と生地劣化の関係。


洗濯のすると色あせするのでは?


傷むのでは?


って思うとなんか洗うのやめた!ってなりますよね?


色褪せの原因はいくつかあって・・


最も影響が大きいのは紫外線かもしれないです。


じゃ外で着ないなんてならないし、屋内でも証明を使わないなんてならないでしょ。


一般的に色褪せしやすい色は青や赤などの明るい色らしいですが、黒やネイビーやチャコールだって色褪せはします。


色褪せ嫌だから白しか着ないなんて事にもなりませんよね。


それから、摩擦です。


洋服を着れば何かにこすれたりしますよ。


動かない訳にはいかないです。


なのでここまでは仕方ない。


ただ


洗濯が原因ならそれは洗う頻度を減らす事で解消可能だって思いますでしょ?


洗うって事は水や洗剤を使うし洗濯機の機械力もかかります。


洗剤で濡れた状態で擦れたりするわけです。


そりゃ色褪せの原因にもなります。


だからと言って洗わないで着続けていたら・・酷く汚れてしまいます。


汗や皮脂などの汚れや菌は誰が着ても付着することは避けられません。


見て汚れがシミがないなら


嗅いでニオイがないなら


着て痒みが出ないなら


まだまだ洗わなくても大丈夫。


洗う必要ない。


なんて思ってませんか?


いつ洗うかなんて自由に設定可能です。


洗濯をしないで放置すると、汚れが定着して落としにくくなる。


そんな事、言われなくてもわかってるけど気にしない。


だって洗うと色褪せするし傷むもん!


でも


全く洗わないのはさすがに不衛生だし・・


それでクリーニング屋にどのくらいの頻度で洗うかを聞いてみたんだけど・・


そのクリーニング屋や言うには


生地(素材)や加工や染色


そして着用する頻度や着用してる時間。、


着てから洗うまでの時間や着た時の環境とか


色々小難しい事ばかり言いやがる。


年に一回とか月に一回とか言ってくれたらわかりやすいのに。


と言われた事もあります。


例えば


出来るだけ色褪せさせないように洗うとなると・・


洗濯機は使わないで手洗いです。


次に洗剤はとにかく洗浄力より風合い重視です。


その風合い重視の洗剤の量を減らし濃度も薄めます。


いやもう洗剤なんか使わず、重曹とクエン酸だけで洗うわ。


さらに手洗いの時間を思いきり短くする


これは効果的です。


洗浄力を制限しまくる訳ですから・・


結果


汚れ落ちは全く期待できません。


それでもOKなぐらい汚れてない服。


一度だけ短時間に着ただけで洗うならいいでしょう。


でも・・


そうじゃないですよね?


もう汚れが気になってるでしょ。


だから洗いたいんですよね?


もう洗浄力を重視した洗濯をしなければその汚れは落とせませんよ。


洋服の素材や色に合わせた適切な洗濯方法を選ぶ。


それは洗濯絵表示通りに洗う事です。


それを僕がやってたとしたら・・


染み抜きの成功率は激減でしょうね。


お預かりする服の中にはかなり洗浄力を重視しないと取れない染みや汚れも多いです。


いかに何事もなく染みや汚れを除去するか。


どこまでなら大丈夫かの見極めこそ染み抜きの極意です。


さすがにそれはプロの領域です。


家庭で洗浄力を重視する際にやりがちな間違い。


それが洗剤の大量投入です。


何ひとついい事ないのに・・


しかも


ドラム式の洗濯機ってで濯ぐ水量少ないでしょ。


節水はありがたいけど・・


何のために洗ってるの?


洗剤多くてすすぎが不十分。


これは間違いなく服が傷みます。


服によっては色褪せの原因になることもあります。


実は洗うと同じぐらいすすぎも大切です。


洗濯による色褪せや脆化を防ぐために、洗濯機の回転数を遅くしたり、洗濯時間を短くする。


でも汚れを落としたいから洗剤は大盛りにしときました。


ってのは


今すぐやめて下さい。


あまり洗わないと汚れも酷くなる。


だから、あまり汚れなくても頻繁に洗う方が実はいい場合の方が多いです。


洗濯で傷むより、汚れが付いたまま長く続く方が脆化は加速します。


脆化


ってのは、繊維が劣化することです。


太陽光や紫外線、熱、湿気、酸、アルカリ、汚れや菌など。


誰が着ても避ける事が出来ない事でも脆化は進行します。


特に紫外線によるダメージは大きくて日光が当たっている時間が長い繊維素材は劣化が進みやすくなります。


なので屋外で洗濯物を干してるクリーニング店はどこにもありません。


今日はいい天気でクリーニング屋さんも洗濯物が早く乾いていいわねぇ


なんて事は当てはまらないんです。


話が逸れましたが・・


洗濯の頻度が多く、いつも綺麗な服。



洗濯の頻度が少なく汚れがついたまま長く放置の服。


脆化が早いのは汚れてる時間が長い服です。


汚れがついたままの状態で放置していると、汚れに含まれる酸やアルカリが繊維に付着し、繊維の表面を脆化させます。


また、汚れに含まれる菌やカビが繊維に付着します。


どんどん、繊維が傷みます。


根性履きで洗わずに毎日履くジーンズはほんとにはやく穴が開きますよ。


もちろん、洗濯する事でも繊維にがダメージを与える事はおおいにあります。


ただそれは不適切な洗濯方法だからです。


繊維のダメージを最小限に抑える洗いだってもちろんできます。


また、洗いだけでなく適切な乾燥方法や保管方法だって繊維の脆化を遅らせるために重要です。


頻繁な洗濯をしない人ほど色褪せや脆化を気にする傾向にありますね。


いつ洗うかは自由ですが・・


良いものを良い状態で長く着たいのではあれば・・


あまり汚れないうちに


着過ぎないうちに


放置しないで


普通に洗ってください。


自分で洗えない服は適切なメンテナンスしてくれるプロにお任せください。


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