ゴアテックスウェア「洗わない」習慣からの脱却と「洗う」ことへの意識改革 洗濯は汚れを落とすだけでなく、ゴアテックスの機能を維持し、寿命を延ばすためのメンテナンスです
- 染み抜き 武田クリーニング たけしん

- 6月15日
- 読了時間: 4分
ゴアテックスウェアを長く快適にご愛用いただくために意識してる事や具体的にやってる事はありますか?
今日の事例のアークテリクスは首周りと襟に汗や皮脂によるシミがあります。
これは生地の表面に付いた汚れ。
洗えば改善する可能性があります。
しかし依頼品はそれだけでじゃありません。
洗っても改善しないのが生地内部が変化して出来た色の段差です。
また
除菌消臭スプレーによる輪染み
特に背中が目立ちました。
今回当店のBefore&afterをご紹介してる訳ですが・・
これまで一度も洗ってないそうです。
洗わずに着続けて、いつの間にか・・
見てわかるシミになったから洗う気になってご依頼くださったんですが・・
外部要因だけで出来たシミや汚れだけじゃないので、首元の色の段差は薄く残っています。
これは汚れが落ちなくて残ってるのではなく内部要因による色の段差なんです。
高機能素材であるゴアテックスは、その機能性ゆえに「洗わない方が良いのでは?」と心配されるお気持ち、よく分かります。
しかし、結論から申し上げますと、ゴアテックス製品は適切に洗濯することで、むしろ機能性を維持し、長く快適にご着用いただけます。
つまり
洗った方がいいんです。
ゴアテックスの大きな特徴である透湿性は、生地表面に皮脂や汗、ホコリ、花粉などが付着することで徐々に低下します。
汚れが膜のようにゴアテックスの微細な孔を塞いでしまい、内部の湿気を外に逃がしにくくなるからです。
それから撥水性も汚れが付着すると効果が落ちてしまいます。
それから汗に含まれる塩分や皮脂は、放置すると生地の劣化を早めます。
特に、ゴアテックスのメンブレン(膜)を保護している裏地や内部の劣化につながることがあります。
「洗うと機能性が落ちる」というのは誤解です。
だから販売店でもレジ前に洗剤が売ってたりしますでしょ。
とは言え
洗えるのは知ってるけど洗いたくないのがゴアテックスですよね。
だからついやってしまうのが除菌消臭スプレーです。
ゴアテックスウェアって脱水が効かないから、干す前に拭く手間があって面倒なんですよね。
面倒な事は好きな事じゃないと出来ないから、ついつい除菌消臭スプレーで済ませてしまいたくなるお気持ち、とてもよく分かります。
洗濯の代わりになる便利アイテムの様ですが、残念ながら根本的な汚れの除去やゴアテックス本来の機能回復にはつながりません。
「洗わない」習慣からの脱却と「洗う」ことへの意識改革
これが最も重要で根本的な予防策です。
是非、定期的な洗濯をルーティンにしてください。
タウンユースで着てるのであれば・・
汚れが気になったら洗う、という目安ではもう手遅れです。
汚れなんか見えないけどある程度着たら洗ってください。
「洗濯は、汚れを落とすだけでなく、ゴアテックスの機能を維持し、寿命を延ばすためのメンテナンスである」
という意識を持つことが大切です。
それから、当店に依頼して頂く事も可能ですが・・
気になるシミや汚れがなければ・・
自宅でも余裕で洗えます。
正しい洗濯方法をマスターしてください。
とは言え
難しい事はありません。
洗濯表示を確認し、それに従えばOKです。
ゴアテックス専用洗剤じゃなければダメってこともありません。
中性洗剤ならなんでもOKです。
大事なのはすすぎですよ。
通常より念入りにやってください。
洗剤残りが機能低下の原因になりますからね。
個人的には柔軟剤は不要だと思います。
それから
今回、背中の輪ジミの原因となった除菌消臭スプレーですが、ゴアテックス製品への使用は極力避けるのが賢明です。
やはり洗濯でニオイの元を断つのがベストです。
これらの対策を実践することで、お気に入りのゴアテックスウェアの寿命を延ばし、常に快適な状態を保つことができるはずです。
アークだけじゃなくゴアテックス高いですからね。
最初は少し手間を感じるかもしれませんが、慣れてしまえばルーティンの一部になります。
ぜひお試しください!
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