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これは凄い 変色染み 変退色 バーバリー ステンカラーコート 古着




お預かりの状態はシミや汚れが付いています。


そのシミや汚れを取れば・・


普通は綺麗になります。


全体が汚れで覆われている場合。


地色の正確な状態はわかりません。


汚れによって発色性が悪くなってるので綺麗になると発色性がよくなります。


全ての服がそうあってほしいのですが・・


今日の事例は違います。


稀なケースとしてご紹介します。


シミが付いて時間が経過すると酸化して変色して落ちにくいシミになってしまいます。


同時に生地の脆化を促進させたり、地色の定着をも不安定にさせます。


Beforeではわからない隠れ変退色です。


色やグロスが変化してしまうと・・


これはもう染みじゃないです。


どんなに洗浄力を重視した作業をしても、地色そのものがその色になっているのであればもう取れません。


ここで洗っちゃ男が廃る


と草彅剛さんが自身のYouTubeチャンネルでジーンズを洗わない事でメリハリのある髭や蜂の巣を付ける内容で話していますが・・


デニムを洗わずに自分で履いた事で出来上がる色ムラ模様をかっこいいと思ってる訳です。


その気持ちもわかりますし、それがシミや汚れだとは思っていません。


だから洗ってしまうと白けた部分がなくなるとも思っていません。


ただ


ここで洗っちゃ男が廃る


とおっしゃって、汚れたまま履き続けけるので全体に汚れが付いた色に見慣れてしまいます。


その段階で洗浄力を重視した作業をすると・・


濃いインディゴの色が落ちるのばかり目立つかと思いますが汚れも当然落ちます。


折角メリハリ(濃淡)が明確にある色の段差が汚れや取れる事でぼやけます。


それが嫌だから洗わない。


はい。それは持ち主の自由です。


でも、今日の事例で紹介してるBurberryは・・


染みさえ取れれば、地色は均一な無地に戻る。


お客様だけでなく、私もそう思って作業をしました。


しかし


結果は動画の通りです。


クリーニング屋の長男として生まれ・・


一度も家から出て暮らす事なく、後継ぎとしてクリーニングを生業にしてる私には


着た服を洗わない


って選択肢はありません。


洗うデメリットなんか感じたことがないからです。


僕自身洋服が大好きでファッションも好きですが・・


どんな服を着るにしても、大前提として「清潔」でなければ着られないと思ってます。


なのでシミや汚れがある服を着た事がありません。


いつだって綺麗で清潔な状態。


使用感なりの自然なエイジングでの変退色はOKですが・・


洗わないからこそ出来る


ってことなら、私は無理ですね。


はい、それも僕の自由です。


当店をご利用のお客様は、シミを取って綺麗に洗って欲しいからご依頼下さるわけで・・


僕にとって大事なのは洗い方であり


染み抜きの方法であり・・


お客様にとって大事なのは、結果であり代金です。


必ず結果は出したい。


その気持ちの表れが「成功報酬制」です。


今日の様な事例も参考に是非ご相談下さい。


お待ちしてます。


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