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アークテリクス アルファSV 24K ゴアテックス 襟の部分劣化 接着樹脂の浸みだし 剥離 これはもう直せない




アークテリクスのハードシェルジャケットにはいろんなモデルが御座いますが・・


一番良いやつ


がこのアルファSVです。


しかも24Kブラックですよ。


スペシャルアイテムです。


限定品です。


始祖鳥の刺繍の色で差別化出来てドヤれます。


アークのいいやつの基準は人それぞれですが・・


過酷な状況の中で長時間着るなんて事がない。


明らかにオーバースペックである事は認識しつつ


めちゃくちゃ高額なものであるが欲しい人が沢山いますよね。


12万ぐらいだったと思います。


めちゃくちゃ高いです。


それでも、いつかは・・


と憧れるアイテムだし、新品は無理だから中古でって方も多いと思います。


機能性は保てなくなっていてもイイ。


姿かたちさえおかしくなければ・・


って事でなら中古で買うのもアリだと思いますが・・


経年劣化(経年変化)は進行してると思った方が良いと思います。


機能性を高める為のハイテク素材ですが経年変化はたとえアルファSVでも発生してしまいます。


今日の事例は襟の色の段差と剥離です。


修理出来るのは・・


シムテープが剥がれた


とか


襟の別布が剥がれた


場合の


再接着です。


しかし、この事例に様になってしまったらもう修理は出来ないです。


襟は真っ黒なままだし、よく見れば生地浮き(剥離)もわかります。


この服に限らず・・


これ系のハードシェルジャケットは特殊な膜を貼り合わせてあります。


ゴアテックスにも機能性の違いによって様々あって、どんなに高品質で高機能なものでも接着されています。


耐久性はめちゃくちゃ高いので摩擦や雨や風なら問題なしですが・・


厄介なのが時間です。


時間は止める事が出来ないですよ。


襟は汗や皮脂がついたままスレの多い場所。


汚れが蓄積された状態が長く続く事で酸化して黄ばんでしまったりもするわけですが・・


接着樹脂にも悪い影響を及ぼし・・


劣化を早めてしまう。


他の部分はなんともないのにここだけ真っ黒になってるのは接着樹脂がしみ出してきてるからです。


もちろん、それだけじゃなく汚れも付いてるんですが、洗浄で取れるのは外側に付いてるものだけです。


生地の内側(内部)から出てしまってる色の段差は変化しません。


接着樹脂がしみ出して濃い色の段差になってるだけでなく、部分的に剥離して中に空気が入ってしまい生地が浮いています。


これも内部がそうなってるから洗浄で変化するどころか次第にどんどん悪化します。


これはもう生地の中だから修理出来ないですよ。


これはガチなやつ。


本当に機能性を重視したハードな登山の時に着る服。


しかし、


そんな風に着るつもりがない人が買った場合。


12万もする服を汚れる様な環境で着ないんですよ。


そして・・


そんな着方をしてる人はほぼ洗わないんでんよ。


そうすると


今日の事例に様になるんです。


登山でしか着ない。


一回山に行ったら洗って収納する。


そんな感じの人はこんな風に部分劣化が進みません。


汚れの首輪みたいに見えるので・・


洗ったら取れるって思う人もいます。


だから襟以外の状態が良好だと中古でも5万以上で買ってしまうかもしれません。


内部要因による色の段差は直りませんから。


それわかって買うなら良いと思いますが・・


え~~やだな


って人はこの類の服は新品が良いと思います。

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