シミや汚れによる色の段差（外部要因）
と
接着樹脂の染み出しや剥離によって出来たであろう色の段差（内部要因）
では
かなりの違いがあって・・
外部要因による色の段差なら洗浄や染み抜きで変化しますが・・
内部要因はもう何をやっても変化しません。
今日の事例の様に接着樹脂が染み出してしまうともう色の段差はなくなりません。
ゴアテックスあるあるです。
ゴアテックスは機能性のすごく高い素材です。
正確には素材ではなく膜（フィルム）です。
ゴアテックスメンブレンそのものは劣化しないと言われていて・・
半永久的にその機能性を維持出来るそうですが・・
その膜だけで製品化出来ないのでオモテ地（ナイロン等）と裏地を圧着して生地を作ります。
縫製されてる部分もございますが・・
接着されてる部分がとても多いのがゴアテックス製品です。
ゴアテックスと言えば・・
雨や雪や風に強く、透湿性も高いので中のムレを外に出してくれる。
行動着にピッタリなわけです。
アウトドアを快適に楽しむときに最適なウェアが水洗い出来ないなんておかしいわけで・・
余裕で洗えるんですよ。
難儀なのは脱水が効かないって事ぐらいです。
ハードシェルジャケットなんかは摩擦にも強いし、乾燥機程度の熱なら何の問題もなく、熱をかけてあげることで撥水性と防水性が復元するとも言われています。
洗える
でも
洗いたくない
そんな服の代表がゴアテックスではないしょうか。
なので
洗ってない人多いです。
着る頻度や着る時間が少なくても
着てから洗うまでの時間が凄く長い。
すると
数年で今日の動画の様になってしまう可能性が高くなります。
なので・・
もっと洗いましょう。
ゴアテックスを売ってるお店なら
もうレジ前にゴアテックス用の洗剤売ってますよね。
専用の洗剤高い！
じゃ
普通の洗剤でどうぞ。
液体の中性洗剤を適量で洗濯機を使わないで手洗いしてください。
すすぎは念入りにして頂き
脱水はせずにそのまま干して乾かす。
乾燥後に乾燥機で熱をかけると完璧ですよ。
色々な方法があるかと思いますし
ゴアテックス 洗濯
とかで検索してお好きな方法でどうぞ。
ゴアテックスに限らず・・・
洗う事を想定して製造販売されてる服は
洗わない事の方が服の寿命を短くしてしまいます。
自分でやりたくない。
ジブンじゃムリ
って方は是非当店で。
お客様の大事な衣類のメンテナンス係に私を指名してください。