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デニムパンツの染み抜き 地色もやや白くなる事例のご紹介





つけてしまったのはなんて事のないシミです。


何か食べ物のソース的なもの。


飲食に伴うシミ(食べこぼし)


シミがついてから・・


何年も経過してるわけではないのですが・・


何週間?


何か月?


かは経過してるかもしれません。


シミが落ちない(反応)しないなら・・・


どんどん染み抜きを強くするしかありません。


どんなに強くしても・・


シミ以外は何も望ましくない変化がないならそれはとても楽です。


なにひとつ望ましくない変化が生じることなくシミだけを消したい!


そう願うのは私も同じか・・


いや、お客様以上にそう思っています。


ついてしまったのは加工されて色がかなり薄くなったデニムです。


新品なのに


汚れてないのに


何度も強い洗いをかけられ・・


強い薬剤を使われ・・


いかにも自然に色が変化したかの様にあらかじめ加工されたデニム製品はとても多いです。


とても無駄な事をしてると言えばそうですし・・


環境に悪い事をしてると言えばそうですね。


でも、そうすることで商品力がアップして売れる!


どんなに良いデニムでも・・


お客様が沢山履いていい感じにして履いてください


では買う人が激減するでしょう。


ドラえもんにタイム風呂敷を出してもらえるのであればいいのですが・・


体重や体型や腹囲だけはドラえもんと似てる人はいるかもしれませんが、未来の道具を出してくれるドラえもんはいません。


だから最初からこの色で履けますよ。


って加工されたジーンズは山ほどあります。


これだけ色が薄くなってるジーンズであれば・・


もうその他のものと同時処理で丸洗いする際の色移りのリスクも減るでしょう。


白のレザーシートの輸入車に乗るとか・・


白のバレンシアガのトートが擦れる事による色移りのリスクもほぼないと思います。


じゃ


染み抜きもOK?


デニムって色が変わる服ですよね。


色が次第にうすく変化することをご存知だし経験済みですよね。


着たら洗う


を繰り返すことで自然な感じの色落ちであればなんの問題も御座いません。


ただ


染み抜きをしたことで部分的に色が薄くなってしまうと目立ちます。


繰り返しになりますが・・


そんなことは望んでないし、そうならないと思って作業をします。


でもその可能性がゼロではない事を事前にご説明しなければなりません。


シミが落ちないなら・・


そう!


染み抜きを強くするしかありません。


強くすればするほどリスクも高くなります。


なかなか落ちてくれないシミだったりすると・・


若干色がうすくなってしまう事をご説明し、そのリスクに許諾して頂く事がとても大事です。


他店さんの作業内容は知る由もありません。


でも、どのクリーニング店さんもお客様からお預かりした服を故意に悪くするはずがありません。


なにひとつ得な事がありませんから。


食べ物のソースの目立つ色の段差(シミ)をいかに目立たなくして、普通に着用して頂けるか・・


その染み抜きはどこまでならやれるんだい?


その見極めこそが染み抜きの極意で、職人さんの技術です。


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