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古いグレンフェルのステンカラーコート 黄ばみ 黒ずみ 原因不明の染み 染み抜き




両親がクリーニング屋だったので・・


小さい頃の記憶を辿ってみても、シミや汚れのある事を認識して着てた服は思い出せません。


多分・・


常に綺麗で清潔な服を着る事が出来ていたと思います。


もちろん、着てる時にシミを付けてしまったり・・


汚してしまう事もあったとは思うのですが、僕自身それがすごく気になるようで・・


何も促される事無く常にシミや汚れが付かない様な意識をしていたんだと思います。


仮にシミや汚れが付いてしまうと・・


ここにシミがあります!


と両親に言う子でした。


衣類のメンテナンスに恵まれた環境は


クリーニング屋の家に生まれた時から始まり・・


二代目として後継ぎをした今も続いています。


自分だけでなく・・


両親や子供も同じ様にシミや汚れを認識して着てる服の記憶がないと思います。


先の事なんか誰もわかりませんが・・・


現時点の予定ではその環境は私が死ぬ前日まで続く予定です。


いつまでこの仕事をしたいか?


何歳にになればもう引退と言うか・・何も仕事をしない生活をしたいか?


なんて聞かれたら


死ぬ前の日まで。


って答えます。


遺された家族はびっくりすると思いますが・・


自分も平均的な寿命にあたる年齢に達したのであれば・・


ある日突然あの世に行くことを望みます。


人生が終わるまで健康元気で仕事をしてたって言われるのが理想です。


自営業は定年なんかありませんから。


自分自身が健康でいて、依頼してくれるお客様が居る限りずっと継続可能です。


古い(ビンテージ)コートのメンテナンス事例がとても多いです。


実際、よくご相談があります。


製造年を推測したり、お伺いしたりすると・・


自分の両親が20代で購入してたぐらいの物だって御座います。


廃棄するのではなくリサイクルして再利用。


持続化出来る製品がトレンドですし、この流れは当分続くでしょう。


再生可能な繊維素材もどんどん使われると思いますが・・


とことん長持ちする素材で出来た古い服も大事に着続けて頂く事が可能です。


嫁ぐことが決まった娘が30年前に母親が着た着物を着る。


そんな特別な衣装だけでなく・・


普段から着る事が出来る様な洋服も受け継いでいければいいですね。


今や家族間でのやり取り以外の選択肢が沢山ありますから。


捨てる前に売る


買う前に中古を探す


そんな事も当たり前になりました。


古い服の雰囲気はそのままに、シミや汚れやニオイやシワを自分が着る前にリセットする。


フルメンテナンス後のビンテージのコートの素晴らしさを是非お客様自身で実感なさってください。


ご相談はお気軽にどうぞ。




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