検品はめちゃくちゃ大事 相互確認が完璧に出来てこそ最善のメンテナンスが出来る ビンテージ古着の着る前洗い 染み抜き 汚れの首輪 染み抜き クリーニング 成功事例 Before&after
- 染み抜き 武田クリーニング たけしん
- 2月9日
- 読了時間: 4分
検品って言うと・・
お客様からお預かりした服をメンテナンスさせて頂く際に僕がやる作業だと思われがちですが・・
実は
お代を支払ってメンテナンスを依頼して下さるお客様自身がやって頂く作業として
物すごく大事です。
何度も同じことを言ってますが・・
洋服の染み抜きやクリーニングなどのメンテナンスでは、相互確認がめちゃくちゃ重要です。
今日の事例は本当に小さいシミや薄い汚れ。
それから不自然なシワ。
この不自然って言い方は着用に共うものではないからです。
洗濯、正確には脱水、もしくは保管が悪かったのが原因だと思います。
お客様が気付いてないかもしれない違和感があったらお客様にお知らせする。
お互いにお預かりの状態を共有出来てこそ、最善のメンテナンスが可能です。
シミや汚れ
その他の違和感を見つける事が出来るかどうか・・
それはある程度経験も必要です。
クリーニング屋の技術として、めちゃくちゃ大事な事なんです。
実際にその服を選んで買ったのも、実際にこれから着るのも僕じゃなくてお客様です。
今日の事例のお客様はしっかりと時間をかけて検品して下った事が伺い知れます。
古着が好きで頻繁に購入していて、もうすっかり古着を着る事に慣れてるお客様であっても・・
自分が着る際にどんな事が気になるのかは人それぞれです。
気になる事を改善する事が出来るとして、それは無料じゃないのでいくらなら出せるかの判断も人それぞれです。
なので、改善出来るけどそんなお金は出せないから・・
って場合も大いにあると思うのです。
古ければ古いほど稀少性が高く販売価格も高い
地色の褪色なんかも含めた生地の状態が良ければ良い程、販売価格も高い
シミや汚れやニオイと言った他人が着た使用感が少なければ少ないほど販売価格も高い
どんなに良い状態のマイサイズでも、その値段じゃ買わない。
ってのだって絶対にあるはずですよね。
コスパが良かったかどうかは・・
しばし所有し着て洗って最終的に着なくなった際に売ってからじゃないと判断出来ないと思いますが・・
例えば3年所有した服の売り値が購入金額とメンテナンス金額を合わせた額と同額であれば・・
3年間無料で着る事が出来た訳です。
古着の場合。
そんな経験をなさってる方もいらっしゃると思います。
ただ目利き力と運が必要です。
今日の事例と近しい状態の古着を購入し、洗わないでそのまま着ても他人にシミや汚れがあることは、多分バレません。
例えば車好きな人や時計好きな人は他人のそれを観ちゃうし、それとセットで認識してしまう事があります。
チンクのアバルト乗ってる佐藤さんとか、ロイヤルオーク付けてる鈴木さんとか・・・
服好きな人は他人の着てる服を見るんだけど、シミや汚れがあるかどうかなんて事は意識してません。
意識しないと見えないもんですよ。
とは言え・・
こればっかりは・・
バレなきゃOKって事で納得できず・・
自分が気持ちよく着る事が出来るかどうかを優先するんです。
そんなお客様の気持ちにしっかりと寄り添わない事には良いメンテナンスなんか出来ないと思っています。
古着はいつ何がついたシミかなんてわからないです。
洗浄力を重視した丸洗いで全てのシミが一度の取れるならめちゃくちゃ楽ですが・・
それが出来るビンテージ古着なんかほぼありません。
お預かりの状態を保つ事を前提に、すべてのシミと汚れとシワとニオイをゼロにするには・・
適切な手間をかけるしかありません。
全自動洗濯乾燥機の様なフルオートでのメンテナンスは出来ないです。
僕の経験や技術を信じて預けて下さる全てのお客様に
頼んでよかった
と思ってもらえる事を常に意識して大事に丁寧に作業をさせて頂きますので、数多くの動画の中から似たような事例があれば是非ご相談ください。
Comentarios