お気に入りの服に「いつ何がついたかわからない」シミはありませんか?
- 染み抜き 武田クリーニング たけしん

- 9月3日
- 読了時間: 2分
「うわっ、シミだ…」
お気に入りの服を着ようとした時、そんなショックな瞬間に見舞われたことはありませんか? 特に、いつ何がついたか見当もつかない、正体不明のシミ。 普通に洗濯しても、ネットで検索して染み抜きしてみても、全く落ちる気配がない。 そんなシミは、大切な服を着る機会を奪ってしまいます。
今回ご依頼いただいたのは、世界的デザイナーズブランド、Yohji Yamamotoのシャツ。 前身頃の目立つ部分に、原因不明のシミが付いていました。
プロの染み抜きは「質問」から始まります
「何がついたか?」 「いつついたか?」 「どんなことを試したか?」
お客様からのヒアリングは、シミの状態を見極める上で非常に重要です。
何がついたか分からないシミ:原因を特定するために、まずはシミの付き方や風合いから推測します。
いつついたか分からないシミ:時間が経過しているほど、シミは繊維の奥深くに定着し、難易度が上がります。
どんなことを試したか分からないシミ:自己流の処置でシミが化学反応を起こし、さらに落ちにくくなっている場合があります。
地道な作業が最高の仕上がりを生む
私たちは、まず最もリスクの少ない方法から慎重に染み抜きを始めます。 そして、シミの反応を見ながら、薬剤の種類や力加減を調整し、少しずつ強度を上げていきます。
これは、ただシミを落とすだけでなく、生地の色や風合いを守るため。 シミは取れたけど、服がダメになってしまった…なんてことになったら、元も子もありませんからね。
今回のYohji Yamamotoのシャツも、生地の質感や風合いを損なわないよう、細心の注意を払いながら作業を進めました。
結果は…シミは完全に消え去りました!
お客様の大切な一枚を蘇らせることができ、心から嬉しく思います。
「自分でやればタダ」「ネットで調べれば簡単」と思われがちな染み抜きですが、実は非常に奥が深く、職人の経験と技術の差が大きく出ます。
他店で断られたシミ、諦めかけていたシミも、どうぞお気軽にご相談ください。 あなたの大切な一着、私たちが全力で蘇らせます。
動画で実際の作業風景をチェック!
今回ご紹介した染み抜きの様子は、動画で詳しくご覧いただけます。 職人の手作業や、シミが消えていく様子をぜひご確認ください。
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