クリーニング代をケチらない方が良い服 ノースフェイス マウンテンダウンコート クリーニング事例Before&after
- 染み抜き 武田クリーニング たけしん

- 5月25日
- 読了時間: 5分
ノースフェイスのマウンテンダウンコート(ND91935)は、まさに機能性とファッション性が高次元で融合した人気アイテムですね。
ゴアテックスやパーテックスなどの機能素材を使った防寒性の高い行動着ですがファッション性も高く人気です。
黒のスナップボタンの塗装が剥離し茶色になってきたり、全体的に色がフェードしたりしてるのがとてもカッコいい!
まさに「エイジングの味」として魅力的だと感じる人がいるはずです。
ただし・・・
ゴアテックスの素材構成で避ける事が出来ない経年変化に伴う機能性の低下や剥離や生地浮きなんかはとても嫌ですよね。
同じ服でありながら・・・
望ましい変化と望ましくない変化が混在してる稀なアイテムだと思います。
今日の事例のお客様はかなり頻繁にガシガシ着てる方です。
仕事柄スーツと作業着を交互に着ていて、そのどちらのスタイルでもこのダウンを着ていますし・・
お休みで私服の時だってこのダウンを着てる。
もう厳冬期のアウターはこれ1着あれば何でもOKなんですよね。
汚れる事が避けられない様な作業時には着ないだけで、特に大事に丁寧にって感じでもなくワンシーズン着続けた訳です。
でもって
毎年、春になったら当店にメンテナンスを出して頂ております。
これと同じものをお持ちの方。
着用頻度ってどんな感じですか?
毎日着用するのではなく、他のアウターとローテーションしながら、適度な頻度で着用してる方が多いのではないでしょうか?
出来るだけ長く良い状態で着続けたいと思えばこそですよね。
しかし
残念な事にゴアテックスの経年変化は全く着ないで収納していても止める事が出来ないと言われています。
ゴアテックスメンブレンそのものの性能は半永久的であっても、製品にする際に使用する接着樹脂が劣化するからです。
オモテ地や裏地の化繊もゴアテックスメンブレンも長持ちなのに・・
接着樹脂だけは10年もすれば新品の状態と同じじゃないです。
見た目は同じであっても、ボンディング製品は内部で剥離したりしちゃいます。
どうせ、そんな風になってしまうなら・・
沢山着た方がよくないですか?
スナップボタンの塗装剥げは、使用による摩擦が主な原因です。
ボタンの開閉を頻繁に行うことで、自然な色剥げが促進されるはず。
生地のフェードも同様に、太陽光や摩擦によるものですので、日常使いの中で自然に生まれる変化です。
でもって
ゴアテックスの機能性を長く維持するのに最も大事な事は洗濯なんです。
これは全てのゴアテックス保護の最重要ポイントだと私は思っています。
洗いすぎはよくないかもしれないけど
洗うとよくないなんて事はありません。
むしろ
洗わないのはよくありません。
汗や皮脂、その他の汚れはゴアテックスの劣化や撥水性の低下の原因になります。
見た目が汚れていなくても、着たのならシーズンに1~2回は洗濯することをおすすめします。
汚れたまま放置が、接着樹脂であったり特殊コーティングの剥離や劣化を促進させてしまう事を認識してください。
中綿がダウンのこの製品の場合。
自宅で洗うのは不可能です。
ダウン製品とゴアテックスの両方に優しい中性洗剤を使用するから大丈夫
とか
コインランドリーなら洗える
とか
とにかく、クリーニング代を節約したい気持ちはわかります。
でも
それは他の服でやってください。
ノースのマウンテンダウンに関して言えば
クリーニング代はケチるな
です。
とは言え
安い方が嬉しいからと激安なクリーニングに出すのもやめた方がいいです。
価格の比較は最もわかりやすいので、普段はこの値段だけど今なら得です。
みたいなパーセント割引に惹かれる気持ちもわかります。
でも
ノースのマウンテンダウンやゴアテックスのダウンってメンテナンスの難易度が高いです。
ゴアテックスですから耐水性が高いでしょ。
だからダウンの水抜けだって悪い訳です。
ゴアテックスのハードシェルジャケットって脱水出来ないでしょ。
それと同じなのに中綿にこれだけたっぷりダウンが入ってるわけですからね。
ワンシーズがっつり着たダウンの汚れを完全に落とすにはしっかり洗浄力をあげないとダメな訳です。
とは言え
高温にしたり
機械力をがんがんかけたり
はダメなんですよ。
綺麗に洗うも大変ですが・・
実は洗いと同じぐらい大事なのがすすぎなんです。
徹底したすすぎが必要です。
洗剤が残るってのは良いことはひとつもありません。
でも完全にすすぎが出来てるかなんて見てわからないからね。
これはやっぱ僕らプロの経験と技術ですよ。
それから
乾燥も一工夫必要です。
しっかりダウンのロフトを回復させてあげる事で防寒性も復活します。
それから
ゴアテックスの撥水性を回復させるためには、熱処理が有効です。
これもコツがあるんですよ。
中綿にダウンがあるかないかでやり方は違います。
定期的なクリーニングではゴアテックス製品やダウン製品の実績が豊富な専門業者に依頼してください。
専門的なメンテナンスこそ、機能の維持に繋がります。
是非、当店をご利用ください。
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