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【他店拒否】40年前のアクアスキュータム・トレンチコート。酸化したカビ染みと全体の激しい黄ばみを特殊水洗いで劇的復元修復!
こんにちは、「シミ抜き武田クリーニング」店長です。 クローゼットの奥に、「着たいけれど着られない、でも思い出が詰まっていて絶対に捨てられない」という大切な洋服は眠っていませんか? 今回のブログでご紹介するのは、お客様が40年前に購入され、若い頃に3〜5年間、本当に大切に着ていたという「Aquascutum(アクアスキュータム)」の名作トレンチコートです。 「綺麗にクリーニングして仕舞ったはずなのに、長期間の収納中に茶色いシミが浮き出ていて、愕然とした……」という切実なご相談とともに、山形の当店の元へ届きました。 ■ 届いたコートの第一印象と「40年目の真実」 箱を開けて最初に感じたのは、見た目の状態ではなく「ニオイ」でした。決して良いニオイではありません。湿気の多い場所特有の、強いカビ臭さです。 ここで皆さんに質問ですが、収納場所の環境って普段どれだけ意識していますでしょうか? 洋服って、実は「着ている時間」よりも「収納している時間」の方が圧倒的に長いです。 お客様がつけてくださった無数の仕付け糸やテープのマーキング箇所は、一見すると部分的なシミ

武田信一
5月23日読了時間: 5分


【ヴィンテージ古着の染み抜き】Lee 101-Jの激しいシミと脆化した生地を救う!購入前のフリマ相談から大成功を収めたプロの復元フルメンテナンス全記録
こんにちは。山形の「シミ抜き武田クリーニング」店長の武田信一です。 皆さんは、ネットオークションやフリマアプリで服に「一目惚れ」したことはありますか? 今回は、そんな一目惚れから始まった、ヴィンテージ古着の傑作デニムジャケット(Gジャン)の劇的な染み抜き・復元事例をご紹介します。 お預かりしたのは、コアなアメカジファンから絶大な人気を誇る「Lee 101-J」。 結論から申し上げますと、今回の作業は「大成功」に終わりました。まずは、その執念のプロセスを詳しく解説していきます。 1. 購入前の「フリマサイトのスクショ相談」から始まったご縁 現在、当店には「メルカリやヤフオクで売られているこの古着のシミ、取れますか?」というお問い合わせが毎日たくさん寄せられます。 「シミが取れるなら買いたい」「でも染み抜き代はいくらかかるのか」というお客様のお気持ちは、同じアメカジ好きとして痛いほどよく分かります。 しかし、ヴィンテージ品の原因不明の古いシミは、スマートフォンのスクリーンショット一枚では、プロであっても正確な判断はできません。通常のクリーニングや簡易

武田信一
5月17日読了時間: 5分


【パタゴニア復活】20年前のダスパーカ「ゲッコーグリーン」をフルリセット!皮脂汚れとニオイを根こそぎ落とす職人の技術
こんにちは、山形県天童市で「シミ抜き武田クリーニング」を営んでおります、店長の武田信一です。 今回ご紹介するのは、パタゴニア(Patagonia)の名作、2002年モデル(F02)の「ダスパーカ(DAS Parka)」です。カラーは、ヴィンテージ市場で今なお絶大な人気を誇る伝説の「ゲッコーグリーン」。 古着で購入されたお客様から「着る前に徹底的に綺麗にしたい」とのご依頼をいただきましたが、実際に届いたお品物は、私の想像以上に「やりがいのある」状態でした。 「思いのほか」凄まじい汚れとニオイの現実 タグが示す通り、製造から20年以上が経過した希少な個体。しかし、そのコンディションは過酷でした。 蓄積された汚れ: 襟元や顎に当たる部分は、長年の皮脂や汗、大気の汚れが重なり、黒く分厚い層になっていました。 強烈なニオイ: 中綿(プリマロフト)の奥まで酸化が進んだ皮脂特有のニオイと、タバコの付着臭が混ざり合っている状態でした。 機能の低下: 汚れによって中綿が固まり、ダスパーカ本来のふっくらとした「ロフト感」が失われていました。 職人の意地:フルリセット

武田信一
5月9日読了時間: 3分


【35年前のトレンチコート蘇生記】クリーニング店で断られたルイ・フェロー(Louis Féraud)の古いシミは抜けるのか?シミ抜きの真実を全公開
1. 「捨てられない一着」に宿る想い クローゼットの奥で、何年も、あるいは何十年も眠っている一着はありませんか? 「いつか着ようと思っているけれど、このシミのせいで着られない。でも、どうしても捨てられない……」 今回ご紹介するのは、そんな切実な想いと共に、遠方より届いたLouis Féraud(ルイ・フェロー)のトレンチコートの修復事例です。 オーナー様がこのコートを購入されたのは、今から35年前のこと。かつてクリーニング店に相談した際には「このシミは取れない」と断られ、一度は諦めていたそうです。しかし、当店のYouTube動画を見つけ、「ここが最後のチャンスかもしれない」と、私を信じて託してくださいました。 2. 35年分の「酸化変色」という難敵 お預かりしたコートを拝見すると、前身頃や袖、背中、ベルトに至るまで、広範囲に茶褐色のシミが点在していました。 35年という歳月は、服にとっては過酷な時間です。付着した汚れは酸素と結びつき、繊維の奥深くで「酸化」を起こします。こうなると、通常のドライクリーニングや簡易的な染み抜きでは、びくともしません。

武田信一
4月15日読了時間: 4分


【実録】80年前のUSMC P-44「モンキーパンツ」を洗う。サビと汚れに埋もれたビンテージ実物の劇的再生
山形の「シミ抜き武田クリーニング」の武田信一です。 ビンテージ古着、特にミリタリーウェアを愛する方にとって、伝説的なモデルの一つと言えば、1940年代・第二次世界大戦末期にUSMC(アメリカ海兵隊)で採用されていた「P-44」ではないでしょうか。 通称「モンキーパンツ」。 今回、この歴史的価値のある「実物」のクリーニングとシミ抜きをご依頼いただきました。 80年以上という時を経た一着が、どのような工程を経て蘇ったのか。 その全記録をご紹介します。 1. 入荷時のコンディション:80年分の「歴史」と「ダメージ」 今回お預かりしたP-44は、一目で「実物」とわかる圧倒的なオーラを放っていました。 メタルボタンには「U.S. MARINE CORPS」の刻印。 このボタンが生み出すサビや、銅・真鍮の経年変化による風合いは、現代の精巧なレプリカでも再現し得ない、本物だけが持つ「貫禄」です。 当時の過酷な環境を生き抜いたヘリンボーンツイル(HBT)の生地感も、ミルスペックそのものの重厚さがありました。 しかし、状態は非常に深刻でした。 ボタンからのサビ移り

武田信一
3月6日読了時間: 4分


【パタゴニア・パフジャケット】家で洗っても落ちない「20年前の皮脂シミ」をプロが劇的に蘇らせる。
最近の服選びの基準は、何と言っても「家でメンテナンスができること」ではないでしょうか。 ウールのセーターではなくフリース、ダウンジャケットではなくこのパフジャケットのような化繊インサレーション。 「クリーニング代はもったいない、でもオシャレな服を清潔に着たい」 この考え方は、もはや今のファッションの主流と言えるかもしれません。 特にパタゴニア(Patagonia)に関しては、現行品よりも古着が断然オシャレだと、あえて20年、30年前のアーカイブを探して愛用する方が非常に増えています。 今回お預かりしたのは、 2002年製のパフジャケット 。 後の米軍向けライン「MARS」を彷彿とさせる、無骨なコヨーテブラウンがたまらない一着です。アメカジ好きや軍物好きにとっても、代えのきかない名作と言えるでしょう。 古着特有の「罠」と、家庭洗濯の限界 オーナー様はこの一着を古着で購入され、化繊だからとまずはご自身で洗濯されました。 しかし、襟元やフード周りを動画で見てください。 20年の時を経て繊維の奥底で酸化し、固着してしまった汗や皮脂のシミ。...

武田信一
2月22日読了時間: 2分


【Levi's 517】「色落ちはNG、でも黄ばみは取って」という難題。プロが教えるヴィンテージデニム復元の真実と、清潔感の価値。
1. 服好きを唸らせる「あえて」の選択:80s Levi's 517 今回お預かりしたのは、古着市場でも根強い人気を誇る1980年代のリーバイス517「オレンジタブ」です。 501の王道感も良いですが、「501はお腹いっぱい」という玄人の方にこそ刺さるのが、この517ではないでしょうか。 膝から裾にかけて緩やかに広がるブーツカット、そして7本のベルトループを備えたオレンジタブ。何より目を引くのが、センタープレスを模した「センタークリース加工」です。これは保管による折りじわではなく、当時、デニムをスラックスのように美しく履きこなすために施された意図的なデザイン。この一本には、80年代の空気感が凝縮されています。 2. お客様からの切実なリクエストと、職人の「NO」 古着で手に入れた際、最も気になるのが「前オーナーの痕跡」である 黄ばみ です。 今回のお客様からも、切実なご相談をいただきました。 「黄ばみは完璧に取りたい。でも、色落ちは1mmもさせないでほしい」 デニムを愛する方なら、誰もが抱く願いです。しかし、私はプロとして、あえて最初にはっきりと

武田信一
2月18日読了時間: 3分


ヴィンテージスウェットを長持ちさせる洗濯術 エマールでOK?
ヴィンテージスウェットを長持ちさせる洗濯術 エマールでOK? 80年代のリバースウィーブですが、襟元に黄色いシミがあり、染み抜きを希望します。 との事で入荷したものをご紹介します。 動画ではもうわからないくらいの薄い黄ばみです。 ...

武田信一
2025年5月21日読了時間: 3分
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