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プロの技術・店主のコラム


パタゴニア「ダスパーカ」の重度蓄積汚れ・テカリ・ニオイをリセット|ヴィンテージ化繊アウターのメンテナンス事例
パタゴニア(Patagonia)を代表する名作インサレーションジャケット「ダスパーカ(DAS Parka)」。 優れた保温性と軽量性を兼ね備え、ヴィンテージ市場でも高い人気と資産価値を保ち続けている名作アウターです。 ダスパーカにはバターナッツ、ゲッコーグリーン、ブルーリボンなど魅力的なカラーが数多く存在しますが、最も着用頻度が高くなりやすいのは、どんな服装にも合わせやすい「ブラック(黒)」ではないでしょうか。 出番が多いアイテムだからこそ、定期的に洗ってリフレッシュしたいところですが、実際には「目立つシミがないから」「黒だから汚れが目立たないから」と、何シーズンも洗わずに着続けられてしまうケースが非常に多く見られます。 今回は、長年のヘビーユースによって限界を迎えていたブラックのダスパーカについて、重度の蓄積汚れ・酸化皮脂臭・生地のテカリやベタつきをリセットさせていただいたメンテナンス事例をご紹介いたします。 お預かり時の状態とお悩み(入荷時診断) 事前に公式LINEでお送りいただいた写真の段階でも着用感は確認できていましたが、実際に店舗へお送
染み抜き 武田クリーニング
5 時間前読了時間: 6分


洗濯機でボールペンを一緒に洗ってしまった!ポケットでインクが爆発した作業着の染み抜きと「安くない理由」
洗濯機を回す前に、ポケットの中をしっかり確認する。 頭ではわかっていても、仕事で疲れて帰ってきた夜や、慌ただしい朝の洗濯で、うっかりそのまま洗濯機へ放り込んでしまった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。 ポケットに入っていたものがハンカチなら、一緒に洗えて完全にセーフ。 お札や小銭が入っていたとしても、紙幣がシワシワになる程度で実質ノーダメージです。 レシートなどの紙類は水に溶けてボロボロになりますが、しっかり乾燥させてからパパッと払えば意外と簡単に落とせます。 細かく砕けて繊維に絡みつくティッシュペーパーも、開けた瞬間こそ絶望的な気分になりますが、手間をかけて払い落としたり粘着テープで取り除いたりすれば、最終的には何とかなります。 しかし…… ポケット入れっぱなし洗濯の残留物の中で、最も厄介で恐ろしいのが「ボールペン」です。 洗濯機の強い水流と摩擦によってペン先からインクが大量に流れ出し、生地にインクの塊となって濃いシミが複数箇所についてしまう。 洗濯機を開けた瞬間、思わず血の気が引いてしまうトラブルの代表格です。 「もう一回洗えば落ちる?
染み抜き 武田クリーニング
4 日前読了時間: 7分


家庭洗濯で落ちない油染みの理由とは?洗濯表示の「下線」で見極めるセルフケアとプロの判断基準
お気に入りの服を着ているときに限ってやってしまう、ピザやラーメン、焼肉のタレなどの食べこぼしによる「油染み」。 「とりあえず洗濯機で洗ってみたけれど、うっすら輪ジミが残ってしまった…」 「何とか自分で落とそうと、洗剤をつけてゴシゴシ擦ったり、漂白剤をかけたりした」 そんな経験はありませんか? 実は、家庭での洗濯で油染みが落ちないのは、決して洗い方が下手だからではありません。仕組みとして「落ちにくくて当たり前」なのです。 今回は、水洗いとドライクリーニングの根本的な違いと、ご家庭で触っていいかどうかの運命の分かれ道となる「洗濯絵表示の正しい見方」を詳しく解説します。 1. 家庭洗濯は「一択」、クリーニング店は「二択」 まず知っておいていただきたいのが、家庭洗濯とクリーニング店における「洗い方の選択肢」の違いです。 家庭洗濯: 水洗い「一択」 クリーニング店: 水洗いとドライクリーニングの「二択」 水と油はお互いに反発し合います。そのため、水を使って洗う家庭洗濯は、汗やホコリ、ジュースといった「水溶性の汚れ」を落とすスペシャリストですが、ギトギトした
染み抜き 武田クリーニング
10月20日読了時間: 4分


検品ミスは命取り!30年眠っていたバーバリーコートの修復から学ぶ「お客様との共有」の大切さ
クリーニング業界で長年繰り返されてきた「最初からあった・なかった」という、お客様と店舗間のすれ違い。 お気に入りの洋服を預けたはずが、かえって不信感を抱く結果になってしまった……そんな悲しいトラブルの声を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。 今回は、40年前に製造され、シミが付いてから30年間クローゼットで眠っていたヴィンテージのバーバリートレンチコートをお預かりした事例を通して、当店が大切にしている「検品と共有」の裏側についてお話しします。 1. お客様が気づいていない無数のシミと致命的なダメージ お客様ご自身が染み抜き箇所としてお知らせくださったのは2か所でした。 しかし、目視で認識できるものすべてを細かくチェックしたところ、お客様が把握していた数を遥かに上回る無数のシミが隠されていました。 それだけではありません。 裾のセンターベント(裂け目)付近のボタン留め具付近には、数センチにわたって基布が縦に裂けているという致命的なダメージも見つかったのです。 この最も深刻な破れについて、お客様はまったく気付いていらっしゃいませんでした。
染み抜き 武田クリーニング
10月4日読了時間: 3分


バルトロライトジャケットのメンテナンスとケア方法
お盆が過ぎると、アパレルショップの店頭には早くも秋冬の新作が並び始めます。セールで手頃になった夏物を横目に、「次の季節に何を着ようか」とワクワクしている服好きの方も多いのではないでしょうか。 「服はひとつ前の季節に定価で買う」と言われるように、お洒落な方ほど冬支度への動き出しが早いものです。クリーニング屋も夏場にたくさんの冬物アウターをお預かりしますが、これは単に季節を先取りしているわけではありません。前のシーズンに活躍した大切な服の汚れをリセットし、次の冬も最高のコンディションで快適に着るための欠かせないメンテナンスです。 バルトロライトジャケットの魅力 今回ご紹介するのは、冬の街着(タウンユース)として不動の人気を誇る、THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)の「バルトロライトジャケット(Baltro Light Jacket)」です。昨年に引き続き、2年連続で山形の当店へ宅配クリーニングをご依頼いただきました。届いた伝票のお名前を拝見すると苗字が変わっていらっしゃり、ご結婚されて新生活がスタートした中でも、こうして遠く離れた当店
染み抜き 武田クリーニング
8月25日読了時間: 5分


【ノースフェイス3着】ゴアテックスのはっ水低下・ムラの原因は?専用洗剤やすすぎの重要性とプロの復元メンテナンス事例
THE NORTH FACE ゴアテックスウェア3着のはっ水復元メンテナンス THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)の定番人気アウターである「マウンテンジャケット」2着と「マウンテンライトジャケット」1着、計3着のクリーニングとはっ水加工のご依頼をいただきました。 ゴアテックス(GORE-TEX)をはじめとする高機能透湿防水ウェアは、雨や雪の侵入を防ぎながら、服内部の汗や湿気を外へ逃がす優れた機能を備えています。しかし、長く愛用していると多くのユーザーが直面するのが「生地表面が水を弾かなくなる」「雨の日に生地が濡れて黒ずんでしまう(ウェットアウト現象)」というトラブルです。 今回は、実際にお預かりした3着の状態を検証しながら、はっ水性が低下するメカニズム、部位による効き目のムラの理由、環境規制に伴う最新のはっ水加工のリアル、そしてご家庭でできる正しいお手入れ方法について詳しく解説します。 【Before検証】同じ服でも場所によって水のはじき方が違う理由 メンテナンス前の3着にそれぞれ水をかけて状態を確認しました。 マウンテンジャケッ
染み抜き 武田クリーニング
8月22日読了時間: 5分


天童市で大切な衣類のシミ抜きなら「シミ抜き武田クリーニング」へ
大切な衣類にできてしまったシミ。 あの瞬間のショックは、言葉にできないほどですよね。 特にヴィンテージの服や思い出の詰まった一着ならなおさらです。 「お気に入りだったのに…」「もう着られないかもしれない…」と途方に暮れてしまう前に、ぜひ一度ご相談ください。 今回は、当店が大切にしているシミ抜き技術へのこだわりや、万が一シミがついてしまった時の対処法についてお伝えします。 シミ抜き武田クリーニングの「シミ抜き技術」へのこだわり 当店のシミ抜きは、単なる「汚れ落とし」ではありません。衣類の素材やシミの種類に合わせて、最適な方法を選び抜く職人技です。 デリケートなシルクやウール、繊細なヴィンテージ服でも、生地を傷めずにシミだけを的確に除去することを最優先に作業しています。 1. 素材に応じた薬剤の調合・選定 衣類は素材によって薬剤への反応が全く異なります。素材の特性をしっかりと見極め、最適な薬剤を調合・選択することで、色落ちや生地の劣化を防ぎながらシミにアプローチします。 2. シミの種類に応じた処理法 食べこぼし、インク、油汚れ、汗や血液など、シミの
染み抜き 武田クリーニング
8月3日読了時間: 4分


30年前のチャンピオン・リバースウィーブの黄ばみをリセット。ヴィンテージ古着を長く愛用するメンテナンス術
90年代のチャンピオン・リバースウィーブ。 今回お預かりしたのは、それも希少な「ダブルフェイス」のパーカーです。 まず手に取った瞬間、その存在感に圧倒されます。通常のモデルとは違い、二枚の生地を重ね合わせたダブルフェイス仕様。一着分ではなく、二着分を身に纏うような厚みと重量感は、まさに90年代の空気そのものです。 「見えない汚れ」が、服の寿命を縮めている しかし、この重厚な作りこそが、メンテナンスの難しさでもあります。これほど分厚いスウェットを真冬の山形で洗うことは、乾かすだけでも一苦労。Tシャツのように手軽に洗える代物ではない――そう感じてしまうのは無理もありません。 だからこそ、汗をかきにくい真冬の時期に着る服として、ついつい「洗わずに着続ける」という選択をしてしまいがちです。 脱いだ直後、パッと見ただけでは汚れなんて分からないものです。 「目に見えないということは、汚れていないということ」 「汚れていないなら、今すぐ洗わなくていい」そう自分に言い聞かせていませんか? ですが、現実は違います。着ている以上、人の体からは皮脂や汗、目には見えな
染み抜き 武田クリーニング
7月17日読了時間: 2分
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