【浴衣の色移り】水洗いOKの表示を信じて洗ったら真っ赤に…!自重移染した綿100%浴衣をプロの特殊シミ抜きで完全復元
- 染み抜き 武田クリーニング
- 1 日前
- 読了時間: 4分
夏祭りや花火大会など、夏の思い出が詰まった特別な浴衣。 着た後は汗もかくので「早く綺麗に洗わなきゃ」と思いますよね。
しかし、ご家庭の洗濯機で洗ったところ…… 「気がついたら全体が真っ赤に色移りしてしまっていた」というトラブルのご相談が、実は後を絶ちません。
今回は、誤ったお洗濯によってベースの赤色が全体に色移り(自重移染)してしまった、綿100%・向日葵柄の浴衣の復元事例をご紹介します。
「水洗い可」の表示でも起きてしまう「自重移染」とは?
今回のお品物の品質表示タグを確認すると、たしかに「水洗い可(手洗い表示)」と記載されていました。
「洗える」という表示を信じて洗っただけなのに、なぜこれほどひどい色移りが起きてしまうのでしょうか?
その原因は、「自重移染(じじゅういせん)」という現象です。
自重移染とは? 服に使われている濃い色が、水や洗剤、機械的な摩擦、濡れたままの放置などの影響により、自分自身の別の場所(白地や柄の部分)に移ってしまうトラブルのこと。
今回の浴衣は、ベースである「メインの赤色」が強烈に色落ちし、柄の白いラインや黄色い向日葵の花びら全体に赤く移り込んでしまっていました。
なぜこの色移り除去(移染除去)は難易度が高いのか?
通常、白い服に「別の服の色」が移った場合、移ってきた側の色の面積は小さいため、その部分だけに狙いを定めてアプローチすることができます。
しかし、今回のケースは「移染の原因となっている赤」が、この浴衣本来のベースカラーです。
つまり……
ベースの鮮やかな赤を維持する
白地や柄に入り込んだ「不要な赤色」だけを狙って落とす
という、極めて高難易度かつリスクの伴う作業となります。
一歩間違えれば、全体の赤色が抜け落ちて退色したり、作業中にさらに新たな色移りを引き起こしたりする危険性がありました。
通常洗濯の限界を超える「攻めのメンテナンス」と成功報酬制
洗濯絵表示を厳守した通常のクリーニングや、安全な範囲内での部分シミ抜きでは、この広範囲に定着した色移りを落とすことは不可能です。
生地やお色に悪い変化を与えないよう、事前に慎重なテストを行った上で、洗濯絵表示の制限を超えた「洗浄力の極めて高い特殊な処理」と「色抜き(移染除去)」を何度も繰り返し行いました。
私(武田クリーニング)では、「安全な範囲だけ試して、ダメならそのままお返しする」という作業報酬制ではありません。リスクを伴う作業であっても、結果を出すことを前提とした「成功報酬制」でお受けしています。
「100%の成功」を保証することは叶いませんが、これまで積み重ねてきた経験と技術力を信じて託してくださったお客様のために、最善の努力をお約束して作業に着手いたしました。
【ビフォーアフター】鮮やかな白地と黄色い向日葵が復活!
職人の技術を結集した結果、気になっていた赤い色移りは跡形もなく綺麗に取り除くことができました!
白地部分:赤みが完全に抜け、本来のクリアな白ラインが復活
向日葵の花びら:くすみが取れ、鮮やかな黄色と葉の青みが美しく蘇りました
ベースの赤色:変色や退色、生地の劣化を起こすことなく良好な状態を維持
仕上がりをご確認いただいたお客様からは、「誕生月の花(向日葵)の柄として、ずっと大切にされてきた思い出の一枚だった」とお伺いし、無事に本来の姿でお戻しできたことを私も大変嬉しく思っております。
浴衣の色移り・シミ抜きでお困りの方へ
「洗える表示を信じて洗っただけなのに……」 「もう二度と着られないかもしれない」
そうやって諦めてしまう前に、ぜひ一度ご相談ください。
「シミ抜き武田クリーニング」では、店舗にお越しいただけない全国のお客様からも、郵送(宅配クリーニング)にてご依頼をお受けしております。大切な思い出の詰まったお品物を、これからも長く快適にご愛用いただけるよう、精一杯対応させていただきます。
この記事のまとめ・関連情報
事例カテゴリ:浴衣・着物メンテナンス / 色移り(自重移染)除去
対応店舗:シミ抜き武田クリーニング(山形県天童市)
受付方法:店頭持ち込み / 全国郵送受付け
コメント